旅散人のブログ

旅と写真好きのシニアのプログです。お金の話も得意です。

<生活>フェルメール大阪展に行きました

皆様、こんにちは!

 今日は、少しおこがましいのですが、フェルメールについて書きます。

 昨日、大阪市立美術館で開催されている「フェルメール展」に行ってきました。5月12日までなので、相当混んでいるのかと心配しましたが、まあ~混んでいるなぁ程度で、鑑賞には大きな支障はありませんでした。

フェルメールの絵への興味

 ヨハネス・フェルメール(1632~1675)とは、オランダの画家で、バロック期を代表する画家の一人だそうです。映像のような写実的な手法と綿密な空間構成そして光による巧みな質感表現を特徴とするとあります。『光の魔術師』とも言われています。

 絵画にあまり詳しくない私が、そもそもフェルメールに興味を持ったのは、昨年の秋、オランダ・ベルギー・ルクセンブルグを巡り、家内の解説で「美術館めぐり」をした時のことです。これまでも、ヨーロッパに行くたびに家内の案内で「美術館めぐり」をしてきましたが、正直「見ました」という程度で、画家や作品の名前もなかなか覚えられませんでした。昨秋のオランダ訪問は「ゴッホ」「レンブラント」「フェルメール」がメインテーマでした。

 特にフェルメールが印象に残ったのは下記のような些細な理由です。

  1. 折角オランダまで行ったのに「牛乳を注ぐ女」が「東京展貸出」で見れなかった悔しさ
  2. 現在、たった35点程度しか残ってなく、作品を覚えるのが簡単そうな事
  3. 写真に通じる「構図」が気にいった事
  4. 特に「青」と「黄色」の色の鮮やかな印象が強いこと
  5. 何といっても「光」の使い方が素晴らしい、写真に参考になること
  6. それまでの西洋画の「宗教画」「伝説画」「貴族肖像画」等と違って、対象が市民で、絵が書かれた背景知識がなくても、少なくともシチュエーションがわかること

★ひそかな自慢

 今回の大阪展で初めて見た、「マルタとマリアの家のキリスト」「取り持ち女」「リュート調弦する女」「手紙を書く女」「手紙を書く夫人と召使」に、既にオランダで見ていた「恋文」の6点に加えて、昨秋アムステルダム国立美術館で見た「青衣の女」「小路」とマウリッツハイス美術館でみた「ディアナとニンフたち」「デルフトの眺望」「真珠の耳飾りの少女」の5点で、合計11点も鑑賞したことになります。

 更に過去の旅行写真記録を確認すると、ウイーン美術史美術館の「絵画芸術」、ルーブル美術館天文学者」「レースを編む女」の3点を見ているので、合計14点で、全作品の1/3以上を見ていることになります。東京展示の4点を鑑賞できなかったのは残念ですが、これは絵画オンチの私のひそかな自慢なのです。

★一番好きな作品

 私が一番好きなのは、「デルフトの眺望」です。たった2点しかない彼の風景画の一つです。わざわざ、絵がかかれたという実際の場所を訪れました。もう昔の風景とは、趣が変わっていますが、ここちよい風の中、目をつむればタイムスリップしたような気になったことを覚えています。ゆっくり流れていく雲と建物の街並み、川辺の映り込み、小さすぎる岸辺の人々、長閑でなんとも言えない光景の名画です。

 もう一つ「真珠の耳飾りの少女」を見たときも感動しました。黒い背景の中青いターバンも良いですが、少女の目がなんとも言えません。「モナリザ」とは違った「ドキットする」感傷です。いつまでも印象に残ります。

★最後に

 今日はフェルメールについて書きました。絵心がない私ですが、いつまでも素直な心は残しておきたいと、覚書として書き留めました。

 まだ体力的に国内・国外へ行く機会があると思います。今後も実際の自分の目で、それぞれの文化を味わっていきたいと思います。

 優れた絵画を少しでも写真にも活かせたらと欲も出ます。

 今日は以上です。