旅散人のブログ

旅と写真好きのシニアのプログです。お金の話も得意です。

<写真>京都植物園で、題名のない撮影会

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ノゲイトウの中に隠れた猫のひげ

皆様、こんにちは!

 9月の例会までだいぶ間があるので、京都植物園にでも行こうか。。となりました。秋になれば、たくさんの写真のターゲットとなる花がありますが、夏に撮る花は余りありません。それゆえ今回は、題名のない撮影会となりました。

★狙いがない時のつらさ

 京都植物園には、9時少し前に到着しました。開園は9時です。既にお年寄り2-3名の方が待たれています。ここは、京都府民でなくても老人は無料です。朝一番の入場者は、我々も含め皆さん、無料者のようです。さあ、9時になりました。

 KさんがHPからコピーしてきた「週刊見頃情報」というチラシを前もって地下鉄の中で検討しましたが、何を撮るかまだ結論が出ていません。まずは入り口で、各自その情報チラシを受け取り、待ち合わせ場所を「森のカフェ」、時間を11時半と決めてスタートします。

 さてさて、何を撮りましょうか?どこへ向かいましょうか?三脚とカメラのセットを準備するも、お題がない撮影はどうすれば良いのか分りません。判断がつきません。こういう時は、つらいものがあります。探すのも経験ですか。

 取りあえず、標準ズームを取り付けながら、「週刊見頃情報」にカッコ書きで載っている、北山門口「ワイルドガーデン」とその南の「植物生態園」、西側の加茂川門近くの「四季彩の丘」の三つに絞ることにしました。花の名前も幾つか載っています。

 しかしチラシに載っている花で、名前を知っている花は殆どありません。逆に花の名前から、花の形を思い浮かべられるものも殆どありません。イメージが湧かないので、当然レンズも決められません。とりあえず、行き当たりばったりで、これと言うものを現地で見てから、撮り方を決めねば仕方がありません。

★花の名前が分らない苛立ち

 まずは、北山門入り口、「ワイルドガーデン」です。お花畑に色々な色彩の花が咲いています。名前を確認するよりも、絵になりそうなものを狙います。

 帰ってから調べたのですが、面白い花は「ネコノヒゲ」です。花の数は少なかったのですが、ほんと髭が印象的です。周りの「ノゲイトウ」と一緒に撮ってみました。添付しています。如何ですか?猫のひげにみえますか?

 ここでは幾つかの種類を撮りましたが、殆どの花の名前はよくわかりませんでした。一応近くに、花の札はありますが、どの花か特定ができません。少しイラつきます。

 はい、次の場所に行きます。レンズは100㎜マクロ、予備機は300㎜望遠です。

★植物生態園では迷子に

 ここでは、まず名前が面白い「スズムシバナ」を狙いに行きます。あと「ツリガネニンジン」というのに狙いを定めることにしました。道が迷路のように入り込んでいるので、狙いの花を探し回るのが大変です。入り口近くの「スズムシバナ」はすぐに見つかりました。紫の小さい花です。スズムシの形をしているのかなと興味がありましたが、いいえスズムシの鳴く時期に咲くので、そのように言うそうです。

 もう花の時期は、峠を過ぎているようです。花も固まっては咲いていません。期待していたほど、見ごたえがありません。マクロで撮るも、小さいのが一輪で寂しいです。カメラを構えられる位置からは、美しく見える角度をとるのも難しいです。何枚か撮って、諦めです。満足するものは撮れませんでした。

 次に「ツリガネソウ」を探しに行きます。迷路道をあっちこっちしますが、それらしきものが見つかりません。うろうろしていると「サルスベリ」が鮮やかに咲いているところに出ました。近くにも花の名前は分らないものの、きれいな大きな花が咲いています。

 そうこうウロウロしていると、自分の位置が分からなくなりました。迷子です。地図を出してみると、どうやら「北泉門」のあたりに来ているようです。次に行こうとしていた「四季彩の丘」と全く正反対方向です。

★暑い中を広い植物園一周 

 まいったな。暑い中、ぐるっと、東南角から西南の正門を通って対角の西北門まで、植物園を一周しなければなりません。仕方がないです。途中、馴染みの「カンナ」や「エンジェルストランペット」という珍しい花などにシャッターを切りながら、やっと着きました。

 「四季彩の丘」には、色々な花が咲いています。しかしながら、時は既に11時を回っています。予定時間です。

 あわてて「オミナエシ」に狙いを絞り、面白い絵になりそうなところを探ります。しかしながら、「オミナエシ」の花はごく限られた場所にしかありません。カメラの位置や条件を色々と変えながら覗き込みます。満足いくものはなかなか取れません。

 LINEには、もうみんな集まっているとの催促です。諦め、昼休みにします。

★おまけ時間に

 昼食を終えても、まだ雨が降ってないので、もう少し1時間ほどだけ撮ることにしました。私は、撮り損ねた「四季彩の丘」です。他のメンバーは、スイレンに行きました。

 「四季彩の丘」で、いくつかの花を狙いました。ヒョウタンやヘビウリなどの果実もあります。小さい池では女性がスイレンの絵を描いています。帰ってからチラシを見て気が付いたのですが、その小さい池には、小さい小さい「ガガブタ」という花が咲いていました。これは、府絶滅寸前種らしいです。知らなかったので、写真にはおさめていません。残念なことをしました。

 前ボケのいいのが取れないかと「オミナエシ」を狙っていると、外国人のカメラマンが来て、片言の日本語で、虫を狙っているのかと尋ねられました。英語で「ボケ」はどういうのかと迷いながら、日本語で「ボケ」狙いと言うと、えっ、通じたのです。

 最近の京都は、最近外国人だらけですが、植物園にも来るんですね。何組かに出会いました。英語も満足にはしゃべれないので、にこっと笑って儀まかします。

 13時前にLINEを確認すると、既に全員、途中で小雨が降った時点で、引き上げたそうです。慌てて待ち合わせの「北山門」に急ぎます。

 今日はこれで終了です。結局何を撮ったのか、最後まで不明でした。

★まとめ

 今日は何を撮るということなしに、京都植物園へ行きました。題名のない撮影会です。何を撮るか決めないで行く撮影は、難しいです。考え方によっては、被写体選びの実習です。まだまだ訓練が必要です。

 また、花の名前が分らないのは、自分の無知さに苛立ちます。花を狙う以上は、やはり花の名前を勉強しなくてはと、今日も反省です。

 次回例会は、こういう時は皆さんが何を狙ったかが参考になります。花の名前も少しは知る機会にもなります。これも皆で一緒に撮影に行く楽しみの一つです。

 今日はここまでです。