旅散人のブログ

旅と写真好きのシニアのプログです。お金の話も得意です。

<写真>9月前半の撮影会は兵庫・川西市の黒川ダリヤ園、お題は勿論ダリヤ!

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黒川に咲く大輪のダリヤ


皆様、こんにちは!

 夏休み以降忙しい日が続く中、合間を縫って9月前半の撮影会に参加しました。まだ彼岸花には少し早いので、今回はダリヤを狙うことになりました。

 

★鮮やかな大輪、ダリヤ

 ダリヤと言えば、迫力抜群の大輪で、周囲をぱっと華やかにする存在感のある花です。実はその大きさは、超巨大輪、巨大輪、大輪といわれる大きなものだけでなく、中輪、小輪、極小輪と色々あります。背丈も高いものから低いものまで色々あるようです。一般的には、夏から秋にかけての花です。もちろん色は、赤、白、黄色だけでなく、橙、ピンク、青や混ざら色のものなど多種多様で、一重や八重の様々な形の豪華な花を咲かせます。

 花言葉は、あるホームページよれば、「栄華」「気まぐれ」とのことです。更に、赤は「華麗」、白は「感謝」、黄色は「優美」らしいです。なるほどと思いますね。

 原産は外国の様で、スウェーデンの植物園園長のアンデシュ・ダール(Anders Dahl)の名前にちなむとのことです。花姿がボタンに似ており、和名は天竺牡丹(テンジクボタン)と呼ばれるそうです。ものの本では、外国から輸入された花の名前には天竺をよくつけたらしいです。日本には天保12年(1842年)にオランダ船によってもたらされたと言われているとのことです。

★黒川ダリヤ園

 黒川ダリヤ園の案内パンフレットによると、20年ほど前「川西」と名の付く4つの自治体で「全国川西会議」が設立されました。その中の山形県川西町に、650品種10万本のダリヤが咲き競う日本一のダリヤ園があり、そこから寄贈を受け、殖やしてきたらしいです。山形県が兄貴のダリヤ園になりますね。  

 山形県川西町と立地がよく似た、兵庫県川西市の最北部のこの地を育成地として選び、平成17年度には「黒川ダリヤ園」としてオープンしたらしいです。現在では、植え付け株数は390種1100株とのことです。兄貴に比べれば、まだまだ規模は小さいか!

 この辺りは、兵庫県大阪府との境界あたりにあり、京都府とも近いです。関西人にとっては、「妙見さん」というほうが馴染みがあります。

 今年は、9月13日から11月4日まで開園されています。今日はまだ開園されて間もないところなので、まだ少し早いかなと思いながらも、5名で臨みました。新名神高速道路が開通して、車の便はよくなったようですが、我々は能勢電鉄というローカル線で行きます。開園が9時からなので、終点の「妙見口」には8時過ぎに到着しました。

★えっ、タクシー乗り場もバスもありません

 今日は平日、ダリヤ園までの直通バスはありません。近くまで行くバスは、9:47ですが、よく案内を見ると、そのバスで降りるバス停黒川からダリヤ園へは、更に徒歩で1.4Kmあります。覚悟はしてましたが、バスでの移動は不可能です。この黒川バス停は、妙見さんへの登り口となるケーブル駅となるようです。地図で見ると妙見口駅大阪府ですが、黒川バス停や妙見山ケーブル山上駅兵庫県です。ややこしいですね。

 初めからタクシーを呼ぶことにしていましたが、そのタクシー乗り場も、案内板もどこを探してもありません。まだ観光案内所らしきところやお店は閉まっています。タクシーの電話番号がわかりません。ようやく、公衆電話BOXの中に小さな番号札がありました。京都タクシーというような名前のようです。

 2台呼ぶのはむつかしそうなので、1台でピストン運転してもらう覚悟で、Tさんが電話しました。ラッキーなことにそんなに待たなくてもよく、トイレに行っている間に来ました。しかも2台です。隣の駅「ときわ台」から来たそうです。タクシー会社の本社は亀岡だそうです。タクシーの本社は京都府、配車元は大阪府、配車先は兵庫県です。笑ってしまいますね。

★いよいよ撮影

 前置きが長くなりましたが、ダリヤ園には、8:50に着きました。まだ閉まっています。テントの中におっちゃんがいたので、少し早いですが入らせてもらいました。協力金300円です。テントの中で準備します。心配していた花は、まあまあ咲いています。おっちゃんの話では、ダリヤは暑さに弱いそうです。このところ少し涼しかったのがよかった様です。

 そんなに広くはないですが、何とか周りには山があり、空も青く、雲もあり、まあまあの条件です。さて、何で撮ろうと迷います。取りあえず、標準ズームで、広角気味に山や空の背景入りを狙います。いつもように予備機には望遠をセットしておきます。

 今日はかなり小道具を仕入れて持ってきました。まずは、新兵器レンズホルダーです。これは予備レンズを取り付けたレンズホルダーをひもで首からかけておくと、レンズ交換が簡単になるという代物です。いちいちレンズをリュックから出さなくても、簡単に交換できます。しかし、首が重いです。

 次は、晴天日には不可欠な液晶モニタールーペ。ルーペ機能よりも、直射日光の中でモニタを暗くしてフォーカスを合わすのに重宝します。それにレフ板。天を仰ぐと花が暗くなるので光を当てます。また少し高かったのですが、コッキンのNDフィルタ3点セットとフィルターホルダーもやっと手に入れました。2.8マクロで明るすぎる時にと一応持ってきました。

 11時におにぎりを売りに来るというので、11時迄各自撮影に散ります。ちょっと風があり、だんだん日光がきつくなり、暑くなってきます。条件が悪くなっていきます。

 空の青さと雲を入れた構図は、花にレフ板で光を当てますが、レフ板が小さいので苦労します。山を入れた構図は、余計な電柱などを避けるのが厄介です。花の組み合わせを考えて構図を決めようとしますが、どうしても緑色の支柱が邪魔になります。背の低い花は上から撮ると汚い地面が見えます。支柱も邪魔になります。日が上がってくるにつれ、日差しがきつくテカテカになってきます。影を作るにはレフ板が小さすぎます。Kさんは大きな自家製の布カバーを持ってきて工夫しています。

 望遠では、主に前ボケを狙います。ダリヤ畑の畝の間が空いているので、こちらの畝から向こうの畝の花を狙うにはかなり工夫がいります。メインとボケの量の調整が難しいです。色の組み合わせもいいものを探すのに時間がかかります。

 そうこうしているうちに、11時になりました。おにぎり2つで300円です。五穀米のおにぎりです。近所の食堂がもってくるらしいです。

 訪問者は、我々のほかは夫婦が1組ともう少しいたかな程度でした。昼食中に、団体さんが来ました。どうもハイキングの様で、園には入らず外から眺めていました。人が多くならず、よかったです。

 昼食後は、マクロに変えて小一時間ほど撮影に入ります。風が出てきました。ダリヤは、風に揺られるので大変です。やっとフォーカスを合わせる、らりふらりと揺れます。しばらく待ちますがいらいらしてきます。一枚撮るにも時間がかかります。シャッタースピードをかなり上げ、まだ少し動いていてもシャッターを切ります。

 あまり動き回っていませんが、暑いのでみんな疲れました。12:30には引き上げました。今日も作品としては、満足が行くのはありませんでしたが、始めてのダリヤには、満足しました。

★終わりに

 今日は、大阪と兵庫と京都の境界値をウロウロするように、黒川ダリヤ園に行きました。ダイヤの大輪は迫力があります。色は鮮やかで派手です。作品はいまいちでしたが、ダリヤの花には満足した一日でした。

 次回は、彼岸花ですが、撮影会には仕事で行けそうにありません。花が持ちこたえている間に、行く時間が取れればよいのですが、期待は薄そうです。

 では、今日はここまでです。