旅散人のブログ

旅と写真好きのシニアのプログです。お金の話も得意です。

<旅>嵐山の定番、天龍寺と湯豆腐と散歩と

皆様、こんにちは!

 京都嵐山、福田美術館の訪問の続きです。

★嵐山の湯豆腐

 

 福田美術館を一通り巡ると、お昼になりました。嵐山と言えば、湯豆腐しかないとなり、久しぶりに湯豆腐を食べることになりました。まだお昼過ぎで、表通りの有名店は一杯だろうと予想して、裏手の「嵯峨野」に寄りました。「宝厳院」の向かいです。前には、珍名所の「嵐山羅漢」があります。

 昼はランチのみのメニューの様です。ゴリの甘煮や生麩の佃煮のようなものが付いてました。お豆腐は、当然嵯峨豆腐だろうと家内とも話が合い、一応確認するとやっぱり「森嘉(もりか)」さんのお豆腐でした。やはりおいしかったです。天婦羅には、紅しょうがの天婦羅がありました。家内が曰く「おかしいわ、これは京都にはないで、大阪や」、でもビールのつまみにはピッタリです。

天龍寺

 お腹も一杯になったので、少し散歩することにしました。御朱印をもらおうということで、天龍寺に寄りました。ここは、京都五山の一位、臨済宗のお寺です。世界遺産です。両親が眠っている田舎のお寺はここの末寺だったと思います。ちなみに、京都五山とは、南禅寺を別格として、二位以下、相国寺建仁寺東福寺万寿寺の6つを言います。

 後醍醐天皇を弔うため、足利尊氏が夢想疎石を開山として創建したとのことです。資金調達のため始められた「天龍寺船」でも歴史好きには有名です。法堂の天井には有名な八方睨みの龍「雲龍図」がありますが、残念ながら、特別公開時しか見られません。

 本堂の受付を済ますと、まず長い廊下を渡って、多宝殿に行きます。ここには、後醍醐天皇が祀られています。途中で廊下からは、曹源池庭園が見られます。夢想疎石による回遊式庭園です。嵐山や亀山を借景としており、特に秋の紅葉は素晴らしいものがあります。今日は残念ながら、カメラを持ってきていません。スマホで辛抱です。なお、庭の入口には、三脚は禁止だが一脚ならOKと書いてありました。

 廊下の傍には、小さな小川があり、池まで引かれています。名前は「大堰川」とあります。そうです、大堰川の上流からわざわざ引いてきているのです。桂川は、上流から大堰川保津川桂川と名前を変えますが、特に嵐山公園辺りを再び大堰川と呼ぶようです。ややこしいですね、すみませんが正確なことは知りません。

 今度は大方丈の方へ引き返します。ここには、顔は拝めませんが、本尊「釈迦如来像」が安置されています。

 庭に出て散歩をします。ここの魅力は、日本庭園最高峰の滝石組だそうです。出島や石橋もあります。映り込みもあります。池の周りを巡り、山の上の高台の方に登ってくと「望京の丘」に出ます。京都の街が望めます。

★嵐山の竹林

 庭園を北門から出て、竹林に出ることにしました。予想はしていましたが、竹林は外国の人達がたむろしています。情緒もくそもないです。左手に行くと嵯峨野の奥の方に行くのですが疲れるのでやめます。右手をとり、混雑の中を野々宮神社の方に戻っていきます。昔懐かしい散歩道なのですが、がっかりです。

 竹林の途中にお墓があります。学生時代の親友I君の高校の時の友達のお墓です。若くして亡くなったI君の友人です。I君らと一緒にお参りした当時を懐かしく思い出します。しかし、I君も昨年の春に亡くなりました。数年前にも同じ仲間内であったH君も亡くしています。

 京都には、もうゆっくり感傷に浸るような散歩道は、なくなってしまいました。時代の移りは、年寄りには、悲しいものです。途中、野々宮神社にお参りして、本通りに出て、少しばかり昔の面影が残っている本通りに出て、渡月橋を渡りました。

★最後に

 久しぶりに、美術館を訪れ、また懐かしい嵐山界隈を散歩しました。月日の立つのは速いものです。だんだん友人も少なくなり、外国人のざわめきの中にも、哀愁漂う散歩でした。今日はここまでです。