<写真>雪のない冬の初例会は、温室でのマクロ撮影
皆様、こんにちは!
もう冬の真っただ中というのにいっこうに雪が降りません。今年初の例会は、鶴見緑地の「咲くやこの花館」でのマクロ撮影会となりました。温かい温室での撮影です。
★咲くやこの花館
咲くやこの花館は、大阪市の鶴見緑地内にある熱帯から乾燥地帯、高山、極地圏までの、地球上の様々な気候帯に生育する植物を栽培展示している日本最大の温室です。
1990年に開催されたEXPO90「国際花と緑の展覧会(俗に花博と言う)」のメインパピリオンとして大阪市が建てました。今も大阪市の管理で、大阪市民でないと老人も無料にはなりません。
花博が開催されたのは、まだ子供たちが小さい頃でした。「いのちの塔」というのがあって、確か会員になると名前が銘板に刻印され、いのちの塔で永久に展示されるというので、子供たちの会費を払いました。名前やメッセージ、写真データなどが永久保存されると聞いていましたが、今は閉鎖されてしまいました。どこかに保存されているかもしれませんが、まあ詐欺にあった様なものですかね。N氏は、子供が迷子になって探し回ったそうです。随分遠い昔の話です。
咲くやこの花館は、18年の暮れに来ていますので、1年ぶりです。果たして、この1年間の写真修行の結果が出るでしょうか?
★撮影の前に
ここは通路の邪魔にならなければ三脚が使えます。マクロの撮影には絶好の練習場所です。でも三脚の足を花壇の中に入れないように注意が必要です。撮影に夢中になっていると、ついつい足が入ってしまいそうになります。気を付けましょう。
寒い中、厚着をしてきましたので、途中で分厚いジャンバーを脱いでロッカーに入れました。ロッカーは100円玉が必要ですが、戻ってきます。
温度差が大きいので、レンズが曇る恐れがあります。いつも小道具を準備するK氏は、レンズを「ほっかほっかカイロ」でくるんでいました。でも今日は、リュックの中に保存していただけでも大丈夫でした。
レストランは有料域外にあるので、再入場のために「半券」を失なわないようにする必要があります。確実にポケットに保存します。レストランから再入場するときは、半券を防犯カメラに写して確認してもらいます。ここのカレーは量も十分あり美味しいです。
★今日の作戦、まずはマクロ撮影
今日のテーマはマクロです。まずは、マクロを取り出します。私がもっているのは、100ミリマクロです。花を大きく撮るには、相当近づく必要があります。花びらが通路に近くないと、三脚が使えません。これがつらいところです。
また、下の方にある小さな花は、屈んで三脚を使うのは無理です。姿勢の維持が続きません。これもつらいところです。
体を花壇の中に入れて撮るときは、手取りとなります。このため、もう一台、標準レンズをつけたカメラを併用しました。このレンズは、24-70で、70ミリマクロにも切り替えられます。小さな下の方にある花も、手取りで行きます。しかし、手取りは、どうしてもピントが甘くなります。ぶれます。なるべくシャッター速度を速め、腕を固定してシャッターを切りますが、拡大するともう一つとなります。
構図によっては、少し離れて撮ります。100ミリ単レンズとしての使い方です。一応50ミリ単レンズの持ってきましたが、結局使いませんでした。レンズを変えるより、写す距離の方を場所調整して構図を取ることにしました。
高い場所にある花は、望遠でないと無理ですが、上を向くと窓の光が入りあまりバックが良くないのもあり、今回は望遠撮影はやめました。
★時間が掛かるマクロ撮影
マクロで花を狙うのは、とても時間がかかります。まず、良い花を選びます。これが難しいです。どの角度で撮るか、覗き込むのにも時間がかかります。いつも邪魔なものがあるとか、角度が悪いとか、汚いものが付いているとか、大きすぎるとか、小さすぎるとか。。。撮った後に家で確認すると残念な結果に気が付きます。
構図が決まってからも時間がかかります。露出がどうや、絞りがどうやと、これもあとから、こうしたら良かったというのが多いです。師匠の指導では、条件を変えたものを色々撮っておくことだそうです。最低、絞り2.8~5.6で2~3枚、露出±1程度で3枚、それにどこにピントを合わせるかで2枚、全部随分印象が違います。
あれこれをやっていると、通路の4分の1も行かないうちに、お昼になりました。もうレストランでお昼のカレーです。コーヒーも飲んでゆっくりします。
★昼からもやはりマクロ撮影
昼からも1時間半程続けることにしました。なるべく取りやすい、これと言う花を選んで、直感でサンプリングし、間引きしながら進みます。
結局、昨年と同じような撮影ターゲットとなります。撮り方もなんとなく昨年と同じです。癖でしょうか?思い切って発想を変える必要があります。腕が上がってくると、選び方も違ってくるのでしょうね。まだまだ、修行です。いつになったら、写真の腕が花咲くのでしょうか?
結局、昨年とあまり変わらない作品ばかりだったような気がします。帰ってゆっくり確認しながら反省です。次回の作品の批評会には出席できないので、メンバーの作品と比べて学習できないのが残念です。
今日はこのあたりまでです。