旅散人のブログ

旅と写真好きのシニアのプログです。お金の話も得意です。

<写真>雨の6月例会は、今年も神戸市立森林植物園のアジサイ

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雨靄の中に映える神戸森林植物園のアジサイ


皆様こんにちは!

 いよいよ写真に映える梅雨がやってきました。今年もアジサイ狙いは、神戸市立森林植物園です。毎年電車とバスで行きますが、今年はコロナのこともあり何台かの車に分乗しての遠征です。

★絶好の撮影条件

 朝から雨の予想でしたが、幸運なことにそんなに強い雨ではありません。雨の小道具準備は万全です。阪神高速神戸線からは、強い靄で六甲山は全く見えません。六甲山トンネルを越え鈴蘭台に出ると、前の車のバックライトがうっすらと見える程度の、山道の中の絶好の靄です。雨と靄と森林、写真撮影には何度もないチャンスです。

 途中渋滞もあり予定時間を30分ほど遅れましたが、無事到着です。早速、カッパの着用、三脚へ傘固定用アダプタの装着、カメラを雨から守るためのシャワーキャップと手ぬぐいの準備、リュックへ雨カバー装着と、準備万端整え、最初のポイントへ急ぎます。

 花の状況はちょうど撮り頃です。しかし、広角撮影には若干花の密集度が弱く、所々群落に穴が開いてしまいます。バックの木々の隙間には、少し薄くなりましたがまだまだ靄があります。雨は弱くなってきて、止みかけです。まずレンズは広角をつけます。予備機には望遠を付けようとしますが、しまった予備機がありません。忘れました。

★まずは森林と靄狙い

 少し風があります。ISOを上げ、シャッタースピードを確保します。何枚か撮りますが、花のきれいな塊と林の靄の絶妙の構図が中々決まりません。低い姿勢からは、葉っぱが目立ち、高い姿勢からは花の塊の群落に穴部がでてきます。ターゲットとする花の周りにカタツムリを探しますがいませんね。雨の玉露は十分狙えます。少しずつ狙いの花アジサイ以外にも気を使えるようになってきました。

 ある程度撮ってレンズを望遠に変えます。しばらくメイン通りをウロウロ探し回ります。きれいな花を見つけては、バックの木々と靄が入るよう工夫をします。しかしながら中々絶妙な構図は発見できません。妥協しながら撮っていきますが、いつもここで反省です。適当にとりあえず撮っておくという態度はいけません。

★種々のガクアジサイ

 途中で横道に入ると、ガクアジサイが続く通りに出ます。この奥へ行ったところの東屋で集合、早めの昼食の予定です。昨年はガクアジサイの撮り方に苦労しました。今年は取りあえず色々な角度から、美しく見える姿にチャレンジしてみました。例会でみんなの作品を見ながら勉強します。それにしても、ガクアジサイと言っても色々なものがありますね。名前は全く覚えられませんけど。白鳥と言うのもありました。

 色々撮りながら、待ち合わせの東屋に着いた時は、もう撮り始めから2時間ほど過ぎています。先にO先生は着いて休んでいます。さっさと撮るべきものを決め、構図と条件を決め、しっかり作品を撮る。作品にも感心しますが、この辺のやり方は、いつも経験の差を感じます。写真道はやっぱり20年はかかりますかね。

 コンビニ弁当を食べ始めている間に、全員集合です。すっかり雨はやみ、暑いぐらいです。やはりみんな疲れ気味で、余裕があれば帰りに丹波篠山のユリ園にも寄るという話は、立ち消えです。

★幻の花、六甲の名花「シチダンカ

 東屋の前には、「シチダンカ」が咲いています。少しばかりの小さな群落です。八重咲きの飾り花と十数枚のガク片が星型になり重なり合う様子が美しいといいます。何枚かチャレンジしますが、かたまりも小さく、これだという良い絵はできませんでした。

 「シチダンカ」は、江戸時代のシーボルトの「日本植物誌」に紹介されたが、以後発見されず存在が疑問視されていた花で、1959年六甲山で偶然発見されたのが「幻の」所以です。またガク片が7段になって咲くと言うのが名前の由来らしいです。六甲の「シチダンカ」は美しいブルーです。

★おわりに

 昼食後は、池の方まで行き、帰路にも色々撮り回ります。最後は疲れて、集合時間を30分切り上げることにし、「森のカフェ」で休んで、今日は終了です。

 今年の神戸市立森林植物園アジサイは、絶好の撮影条件でした。O先生曰く、「これでいのが撮れなかったら腕が悪い」「帰ってみたら良いのが一枚はあるはずだ」とのこと。しかし帰って早速チェックしましたが、いくら探してもやっぱり「いまいち」です。次の例会で、みんなとの作品比べと評価が待ち遠しいです。

 今日はここまでです。