旅散人のブログ

旅と写真好きのシニアのプログです。お金の話も得意です。

<写真>今年も夏の終わりは、黒川の大輪のダリヤに挑む

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黒川の里に咲く大輪の花

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神秘の大輪の妖精


 

皆様、こんにちは!

 ようやく秋らしくなってきました。相変わらず忙しくて、ブログに上げる暇がなかったのですが、ちょっと時間ができたので簡単に記録を残しておきます。

 黒川のダリヤ園については、昨年に続いて2年目です。うんちくは、昨年書いていますので、下記を参考して下さい。私も読み直してみました。

 昨年と違い、最近はコロナ以来全て車移動です。従い、今年は新名神を通って、下道を少し間違えたのですが、あっという間に着きました。

★天候はもう一つです、広角には難しい日

 残念ながら、空は鈍よりし、青空も見えません。もう一つの天気です。まず、広角狙いです。遠くの山と一緒に入れる大輪の花を探します。昨年もそうでしたが、緑色の支柱を避けながらターゲットの花を探すのは難しいです。どうしても、背の高いものになりますが、絵になる構図がありません、特にレンズを空に向けますので、どうしても白い部分が多くなりがちになり注意が必要です。曇りの日は仕方がないです。

★アップの写真に狙いを変える

 望遠に変え、まず大輪の群を狙います。良い構図があるといいのですが、支柱を避けながらは、なかなか良い角度が見つかりません。大輪一輪を撮るのはできますが、如何にも寂しくなります。

 前ボケも探します。背の高い花が前ボケにちょうどいい位置に見えるのを探し回りますが、これと言うのはありませんでした。残念です。

 マクロのアップにも挑戦します。これは数枚とると飽きます。

★お弁当は無し

 そうこうしているうちにお昼です。今年はコロナのせいもあって、お弁当の販売はありませんでした。我々の車3名はそれを予測してコンビニで事前に買っていましたが、他の3名のうち1名は用事で早めに引き上げ、他の2名は弁当を近く(と言っても人里まではかなりあります)まで買い出しに行きます。事前連絡しとけばよかったと反省です。自然の中のお弁当はちょっとしたものでも美味しいです。

 一休み後は、もうひと撮影の仕事をしてから引き上げました。

★最後に

 今年も黒川に大輪の花を撮り行きました。会いにく天気が芳しくなく、良い風景写真が撮れませんでした。写真展用に、花のある風景作品を狙っているのですが、この1年良い作品が中々揃いません。仕事も忙しいので、焦ってきますが、気長にやるしかないです。ここ何回か撮影かを休んでいますが、11月からは復活できると祈ってます。

 今日は、ここまでです。

 

 

<旅>仕事の隙間の、南紀勝浦の温泉とマグロに、熊野三山巡りの癒しの旅

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引き潮に並び揃う橋杭岩

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厳かな熊野本宮大社

皆様、こんにちは!

 コロナもようやく少しはおさまり、いよいよ仕事が忙しくなってきました。その隙間を突いて、淡路島に続いて、今回は南紀勝浦の旅です。南紀勝浦と言えば、何と言っても熊野三山那智の大滝、魚はマグロです。

 忙しくて中々ブログに上げることができませんでしたが、今日は仕事の合間に、ようやく忘れかけた旅行記をメモることができました。

橋杭岩まで歩いて行ける引き潮

 南紀勝浦までは、高速でも4時間を超えます。老体には少し厳しい距離です。途中、いつも釣りに行く時に休む「紀の川SA」で一休みし、「みなべ」辺りまでくると、その先は未知の道路です。それにしても紀勢自動車道は、トンネルばかりです。しかも長いです。今まで、陸の孤島と言われていた地形なので仕方がないです。

 白浜までは、-昨年、「くろしお」に乗りたいという孫らを連れて電車で来ました。大昔、「青春18きっぷ」に凝っていた頃には、朝早くから夜遅くまで、家内と紀伊半島一周をしたのを思い出します。このときは、勝浦で「マグロラーメン」を食べたのが懐かしい思い出です。

 高速は、「白浜」を超え、「すさみ南IC」で終了です。道の駅で休息と昼食と思いましたが、入り損ねて、「橋杭岩」まで辛抱するとになりました。

 これが幸いしたのか、「橋杭岩」に着いた時には、晴天で、しかも引き潮です。橋杭岩まで歩いて行けます。勿論我々は行ってはいませんが、団体さんが来た時や若い親子連れは、相当向こうまで石っころを渡っています。橋杭岩は、海中に約850mもの列をなして大小40余りの橋の杭がそそり立っている、壮大な景色です。

 ここでは、私は熊野そば、家内は和歌山ラーメンを食べました。窓の外の展望から遠く向こうに、本州最南端の潮岬から紀伊大島を繋ぐ「串本大橋」が見えます。串本節の

「ここは串本、向かいは大島、仲をとりもつ巡行船」です。

★まずは熊野那智大社那智の大滝巡り

 今回のお目当ての熊野三山のうちの一つ、「熊野那智大社」に着きました。お土産屋の駐車場に止めて、階段を上ります。きつい、長い階段です。玉垣内には、5殿あります。右から4つ目が熊野夫須美大神(イザナミノミコト)らしいです。八咫烏と大クスの胎内くぐりが案内に載っています。お参りした後、御朱印をもらって、隣へ行きます。

 隣は、「那智山青岸渡寺」です。西国三十三カ所第一番札所です。本尊は、インドから那智に渡来した裸形上人という方が安置した「如意輪観世音像」とのことです。

 本堂から後ろに行くと、朱色の三重塔がそびえており、那智の滝との調和が美しいところです。更に下っていくと、那智の滝に出るのですが、疲れ果てて、駐車場に戻ります。那智の滝を浴びることなく、駐車場からそのまま帰ろうとしましたが、家内からそれはないだろうと言われて、滝近くの駐車場に止めて、那智の滝を巡ります。箕面の滝のように、真下まで行けませんが、それなりに滝のしずくを浴びれました。

 日本三大名瀑で、落差133m、銚子口幅13m、滝壺の深さ10m、高さ・水量とも日本一だそうです。300円ほど払えば、もう少し近くのお瀧拝所まで行けます。

★夕食はマグロづくしとアワビに、じゃじゃぶりの露天風呂

 ホテルには、5時ごろに着きました。部屋からは、海も見え、眺めはまあまあです。遠くには、大きな船がゆったりと黒潮の流れに浮かんでいます。白い雲も天高く伸びています。夕食前はお風呂も混んでいるとのことで、部屋でゆっくりしてから、夕食にしました。「マグロとアワビ」のコースです。地酒を飲みながら、紀州の味三昧を堪能しました。

 次は温泉の楽しみです。しかし家内程の温泉好きではないので、いつも夜に一回はいるだけでさっぱりしたものです。今回の風呂は何種類かの湯舟があります。露天風呂も屋根ありと、屋根なしの2つがありました。丁度露天風呂につかろうとした時、ものすごい大雨です。雨に打たれて露天風呂、気持ちいいです。

★捕陀洛山寺で補陀落浄土を想う

 翌日は、家内のたっての願いで、少し那智側に戻って「補陀洛山寺(ふだらくさんじ)」に行きます。ここは、補陀落渡海の出発点で知られています。「補陀落」とは、南方の彼方にある観音菩薩の住まう浄土のことだそうです。その補陀落を目指して船出することを「補陀落渡海」というそうで、那智のほか、足摺、日光、月山らがあったと言われています。渡海僧が乗り込んだ船を復元したものがお寺の境内にある建物に展示されていました。はるか昔の「徐福」の伝説をも想いおこす内容です。

 ここの本尊は、十一面先手観音だそうです。行ったときは有りませんでした。京都で、「聖地を訪ねて。。何とかという展示会」に出ているそうです。しかしコロナで、延期。家内が行けなかったと悔やんますと住職さんに話かけると、肝心の住職さんも行けなかったそうで、住職さんも悔やんでいました。

 隣には、「熊野三所大神社」がありました。お寺と神社が隣どおしってよくありますね。 

熊野速玉神社と絶壁の神倉神社

 さて、いよいよ新宮に入ります。まずは、熊野速玉神社です。新倉神社のゴトビキ岩に降臨した熊野権現勧進するために、景行天皇の時代に社殿を造営したと伝えられます。主祭神は、熊野速玉大神と熊野夫須美大神の夫婦神で、ナギの巨木があります。夫婦円満のご利益があるそうです。

 ここまで来たら、神倉神社に寄るしかありません。神倉神社は、熊野大神熊野三山として祀られる以前に、一番最初に降臨された聖地です。天の磐盾という峻崖の上にあり、熊野古道中の古道といわれる5百数十段の仰ぎ見るような自然石の石段を上り詰めた所にご神体のゴトビキ岩があると案内には書かれています。

 下の鳥居まで行ってみてビックリです。まさに絶壁の階段があります。登れても降りてくる時、足でも踏み外せば転落死です。やめることにしましたが、年配の3人組が横道から降りてくるではありませんか!聞くところによると何とかなるらしい、帰りは横道もあるらしいとかで、杖を貸してくれました。那智大社の階段で閉口している私ですが、より年配と思われる方がお参りしています。行くことにしました。

 しかし、大変です。転び落ちないように背屈ばって汗だくで登っていきます。必須の思いでゴトビキ岩に着きました。上からはいい眺めで、爽快です。帰りも杖を頼りに何とか転び落ちないように平地に着地しました。

★とりわけ古式ゆかしい聖地、熊野本宮大社

 いよいよ、今回の旅程も最後です。古式ゆかしい雰囲気を味わえる熊野本宮神社を目指します。新宮から山の中に入っていきます。苦難苦情の道のりを終えて最後にたどり着くところです。5神が祀られています。かっては、熊野川・音無川・岩田川の合流点にある「大斎原(おおゆのはら)」と呼ばれる中州にありましたが、明治22年の洪水で現在地に移築・遷座しました。

 熊野詣が盛んであったのは、平安中期から鎌倉にかけてですが、特に院政時代は活発で、後白河上皇などは34度も訪れているようです。

 500㎡ほど離れた熊野本宮大社旧社地「大斎原」には、日本一の大鳥居(高さ34m、幅42m)が建てられ、背後にはこんもりとした森があります。ここも見所です。

★日本一のバス道路を通って帰路に着く

 今回の旅も終わりです。全長166.9km、停留所167、高速道路を使わない路線では、日本一を誇る路線バスが走る道を通って帰ります。途中には有名な、川湯温泉十津川温泉もあります。

 昔45年以上も前新入社員のころ同期の仲間と、車で十津川の吊り橋(今で言う谷瀬の吊り橋)や川湯温泉に言った覚えがありますが、その頃と変わらず、狭い道や暗い長いトンネルもそのままの状態です。まあ、一部は整備されていますけれども、老体には苦しい運転が続きます。途中家内が、谷瀬の吊り橋に行きたいそぶりを見せましたが、メインの道から外れているので、パスしました。行っても高所恐怖症の私には意味がないので。

 途中で、十津川の道の駅に寄って、五条市までまっしぐらです。ここからは高速で自宅まで一直線で帰れます。やっと高速の入り口のSAで一息つけました。

★最後に

 今回の旅行では、世界遺産熊野三山を中心に由緒ある神社仏閣を巡りました。勝浦のマグロと旬彩と酒を堪能し、どしゃぶりの露天風呂を経験しました。神社仏閣の厳しい階段に汗だくで四苦八苦しました。また次の仕事の隙間を狙っての癒しを楽しみにしています。

 今日はここまでです。

 

 

 

 

 

 

 

 

<旅>旬の魚と温泉と渦潮と、日本文化とを、満喫した夏の淡路の旅

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世界に誇る鳴門の渦潮

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淡路人形浄瑠璃の衣裳

皆様、こんにちは!

 猛暑の中、夫婦で淡路島へ行きました。のんびりと淡路の旬を味わうのと温泉を楽しむ一泊の旅です。自宅から高速を使えば2時間足らずの距離です。

★まずは伊弉諾神

 新しくできた新名神に乗り、宝塚北サービスエリアで休んで、明石大橋を渡るともう淡路島です。最初の目当ては、伊弉諾神宮です。日本書紀古事記で知られる伊弉諾大神伊弉冉大神が日本列島で最初に産んだのが淡路島、国生み神話で知られる最古の神社です。淡路国の一宮です。「夫婦のふるさと」とも言われます。金婚式までまだ大分ありますが、早めにお参りすることにしました。

 お参りの後は、御朱印を頂いて、境内を少し散歩し、「夫婦の大楠」を巡って、向かいのかつ丼屋さんで昼食です。

★淡路のサンセットライン

 宿に着くにはまだ早すぎるので、西海岸をゆっくりドライブすることにしました。松帆の浦から、五色浜、慶野松原に至る道路でサンセットラインと呼ばれています。夕暮れ時には瀬戸内海に沈む夕日が感動的なところでもあります。当然真昼なので暑いだけでそんな景色は拝めません。しかし家内は、子供の頃お母さんに連れてもらった五色浜できれいな石を拾った記憶があるとのことです。慶野松原はキャンプ場でも有名で、昔新入社員の若い頃は、一晩中仲間とはしゃいいでいた記憶があります。そんな懐しいコースです。

 慶野松原で車を止めます。昔の儘、松の林が続きますが、2組ほどキャンプを張っているだけです。松林を抜け、海に出ます。長い砂浜が続きますが、海で遊んでいるのは一組の親子連れのみです。寂しい限りです。

★道の駅うずしおから宿に

 淡路島の端 鳴門岬、鳴門大橋の下の「道の駅」に来ました。淡路島バーガーなどが有名です。ここから岬の最先端まで歩くことができます。しかし鳴門大橋の橋桁まで行くには、上り下りがあり暑い暑い、汗だくになりました。お土産を見てから、少し早いですが、ホテルに行くとにしました。

 部屋は残念ながら海側でなく、丁寧に選択しなかったのが悔やまれます。まずは展望温泉です。夕食は、夏の魚と言えばハモですが、ハモばかりの会席はもう一つと、淡路の旬の味を色々食せるコースにしています。地酒のセットに堪能です。魚も追加して、鯛、ハモ、さざえに、タマネギ料理、淡路牛、淡路そうめんなど色とりどりです。

 夜は、天文台が休館でしたが、ガイドさんの星座案内があり、土星を望遠鏡で見せていただけました。まるっぽ、輪が見えました。マンガの絵の様です。

 朝は、海辺までの散歩コースをガイドさんの案内で巡ります。アップダウンが激しいのでこれも大汗でした。

★渦潮クルーズ

 翌日のメインメニューは、まず福良港から「渦潮クルーズ」に乗ります。今日は大潮で、丁度良い時間の10時50分発を選びました。船は勝海舟の「臨海丸」です。渦潮は、春と夏の大潮時には直径20mにもなり、世界一だそうです。世界遺産を目指しています。1時間ほどのクルーズを満喫しました。

淡路人形浄瑠璃

 次のメニューは、淡路人形浄瑠璃です。淡路人形座は、渦潮クルーズの乗り場の向かいにあります。淡路人形瑠璃は、500年の歴史を誇る、国指定重要無形民俗文化財です。文楽とは違い、野掛け舞台だったため、大きな人形、大きな動作となり、時代物を得意とし、気軽に楽しめるという人形芝居本来の雰囲気も残しているらしいです。また、女性も活躍できるらしいです。当日の演題は、「戎舞」でしたが、その前に「バックステージ・ツアー」があり、「衣裳山」も拝見することができました。

 「衣裳山」とは、淡路人形浄瑠璃の衣裳を、舞台いっぱいに広げて顧客に披露するものです。かっての淡路島独自の見世物を、淡路人形座が19年2月に約60年ぶりに復活させたものです。色合いごとに分けた衣裳を何本もの竹ざおにかけ、三味線に合わせて上下させるもので、280万円をかけて17着を修理し、竜や竜宮、平家物語の一場面など細かな刺繍が施された衣裳をずらりと並べました。一部はパリ公演時にも展示したそうです。

 今日は、この「衣裳山」の衣裳を、舞台の上で、2ざお分も、しかも手に取る位置で(勿論おさわり厳禁)見られたのですから、ものすごい経験です。ラーキーでした。

 「バックステージ・ツアー」では、舞台の裏方から、舞台の上、人形から下駄などの小道具、屋台と言われる大道具、舞台の幕などを下す仕掛けなども、身近に、解説付きで見られました。舞台の上から逆に、観客席を見下ろすこともできました。こんな経験はよほどのことがないとありません。

★終わりに

 駐車場横のお土産屋さんで、いろいろ地元の野菜やお土産を買って、今回の旅は終わりです。幸いなことにGOTO何とかで、少しホテル代も戻ってくるとか、帰るとすぐにオンラインで手続きをしました。これもラッキーです。

 今回の夏旅は、歴史のある神社を巡り、また人形浄瑠璃という歴史ある文化に出会って、心を洗い、貴重な人形の衣裳で目を肥やし、世界に誇る渦潮を満喫し、夏の旬を地酒で味わい飲食を満たし、温泉で疲を癒して、満足な旅となりました。

 今日はここまでです。

 

 

 

<釣り>忙しい中、今年も夏盆は舞鶴の真鯛とマイカに挑戦

皆様、こんにちは!

 しばらく、4月~6月の延期案件業務の復活と同僚2名の怪我入院による代理案件業務の負担増で、忙しい毎日が続きました。7月から3回も写真クラブの撮影会を欠席せざるを得ず、むずむずしている中、盆休みの釣りの方は何とか都合がつきました。

 今年も舞鶴です。13時出船の半夜便で、昼はタイ、夜はマイカ狙いです。メンバーは4名、相乗りの船です。乗船は合計で6名、二刀流が使えます。

★まずは、テンビン仕掛けから

 道が混んでいたので、13時を少し過ぎてからの出船です。一時間足らずでポイントに着きました。例によって、T師匠特製の2本バリ、12mの仕掛けで挑みます。テンビンはしばらくぶりで、昨年も師匠から基礎を学んだことも、すっかり忘れての釣りです。

 最初に、小さめのレンコダイが来たものの2時間ほどさっぱりです。風が少し強いです。朝鮮半島に台風が来ているようです。風が強い中で、長い仕掛けを操るのは難しく、初心者は難儀します。波はそう高くないですが、潮の流れは速いです。条件は良くないです。ポイントも何回か変わりました。

 師匠にもあまり当たりがないようで、船の反対側の様子を伺いに行きます。どうも底ぎりぎりで真鯛が釣れたようで、作戦を変えます。普通は、おもりを底に落としてから、仕掛けの長さ分程度上へ上げ、餌の食い状況で上下に調整します。これによって、針は魚のいる底近くまで落ちることになります。しかし、今日は潮の流れもきつく、うまくいってないようです。作戦変更で、底におもりを落としてから、仕掛けの長さの半分程度6mだけ上にあげ、待ちます。流れがないと、残り6mも余分に針が底に落ち込んでしまいますが、まあこの潮の流れで、底付近を漂うのではないかとの推測です。

★サメにトラフグにエソにとゲテモノだらけ

 そうこうしている間に、隣のO先輩は何とサメを釣るし、私は大きなトラフグがかかるしと一騒動です。ふぐはO先輩もT師匠も釣っていました。結局2匹はO先輩が持って帰って知り合いのふぐ料理屋にさばいてもらうことになった様です。私は気持ちが悪いので触りもしていません。

 かまぼこになるエソも4名全員よく釣れました。しかし、みんな捨てられています。小骨で食べられません。

 ようやく、作戦変更してしばらくしてから、大アジがかかりました。慎重に上げます。やっとの釣果です。それからしばらくして、すごい引きです。鯛の3段引きです。久しぶりの真鯛です。35.5cm、まあまあの食べ頃です。やりました。

 ここで、仕掛けがスクリュウに巻き込まれ、切れてしまいました。テンビンはここでやめて、仲間4名は全員、胴付きに変更です。これでも釣れるのは、何とカマスです。よく太った棒きれの様です。

★初めての二刀流

 そうこうしているうちに、7時を過ぎました。船頭さんから、ここでイカを始めるとのことです。胴付きはそのままにしておいて、置き釣りです。一方で、イカの仕掛けの準備をします。この仕掛けもT師匠特製の、7本ツッテです。全長30mはあります。上から下までもれなく同時に探ります。

 しばらくして、小さな当たりが有りました。潮が速いので、あたりが非常にわかりにくいです。それでもトンと来たのが分りました。しばらく誘って慎重に上げます。15cmもないぐらいの小さなマイカです。しかしその後はさっぱり来ません。

 一方、置き竿の方が時々引いています。イカの竿をおき、胴付きの竿を上げます。舞鶴の鬼アジです。なんとも言えない大きさです。帰って測ると43.5㎝でした。しかし以前に今日も来ているY氏が50cmを釣ったのを覚えていますが、それには到底及ぶません。イカは釣れないが、アジは時々来ます。

 アジを上げているときは、イカの竿は置いたままです。これがいけませんでした。どうもO先輩とおまつりした後、仕掛けがスクリューに掛かった様です。どう引いても船底から上がってきません。ついには、道糸が切れてしまい、スッテ7本付けたまま、海のモズクとなりました。大損です。

 気分を入れ替えても、一向にイカは釣れません。たまに小さいのが乗るだけです。挙句の果ては、イカツッテをエソが咥えています。大きなイカがかかったはずやのにと思いながら残酷ですが、エソの口を切りさきツッテを外します。

 10時半前には疲れ切って、早々に片付けを始めました。師匠は、納竿の11時迄、しっかりイカを釣っています。この悪条件の中でもさすが13杯行ったそうです。

★終わりに

 今年も盆に舞鶴真鯛とマイカを狙いに行きました。マイカの釣果は3杯に終わりましたが、35.5㎝の真鯛をゲットしました。また、大アジは、43.5㎝を筆頭に、39、38、36の計4匹、大きなカマス2匹、レンコダイ1匹です。悪条件の中、何とかカッコだけは付けることができました。ストレスも発散できました。明日から、またコロナに気を付けて、頑張りましょう。

 今日はここまでです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<釣り>もう真夏です。今年は道具を新調して、夏の明石の真蛸に挑戦

皆様、こんにちは!

 もうそろそろ梅雨が明けて欲しいものです。先週末、まだ雨模様が続く中、明石へタコ釣りに行きました。例年7月の夏の例会はタコです。昨年は21杯、これを超えられるかの挑戦です。

★まずは道具を新調

 昨年からタコエギによる釣り方に変わっています。昨年はY氏に竿もリールも借りての釣行でしたが、今年は自前の道具を新調することにしました。

 まず竿です。いつも行く釣具屋で初心者用の安い竿を頼みます。一人で行くのは心もとないです。選んでもらったものを決定する前に、以前買った竿がすぐ折れたことがあるので、「この竿は大丈夫やなと」確かめると「実績がないので自信がない」との正直な返事。じやぁと、1万円を超える高いのを勧められ、更に迷ってるともう少し安い「太刀魚用の竿」はどうかとなりました。「タコと兼用も出来るし、タコ釣りでも実績がある」とのことです。太刀魚も行くのでよくわからないままこれに決定。

 次はリール探しです。太鼓型と普通のベイトリールで迷いましたが、そんなに大きいものは釣らないしと少しでも安い・小さい・軽いものにしました。PE3号を巻いてもらいます。

 あとおまけに、予備にサルカンの先にエギが2つ付けられるもの(名前?)と、店員おススメのカニのツメの形が付いたひらひらと、今年はよく釣れるという緑のタコエギを一つ追加します。仲間たちのメールでは、エサ撒きエギが良いとのことでしたが、欲しいものを言えば切りがない、初心者はここまでと言い聞かせ引き上げます。

★出発は2時40分

 当日迎えは朝の2時40分、20時過ぎの早寝早起きです。出船は5時、30分ほどでポイントの高砂~二見沖あたりに着きます。右手奥はコンビナート、前には多分家島群?と思われる2-3の小島が見えます。明石大橋も淡路島ももう見えません。

 昨年同様、仲間たちで左舷をほぼ占めます。私は一番端です。左側は知らない若者が2人占めますが、上手そうです。今回もマスクを着けての釣行です。

 最初は、タイガーとピンク・白・黄の斑のエギをつけます。時々船の体勢を整えるためポイントを変えます。変えるごとに1-2杯が釣れ、まあまあ順調に積み上がっていきます。2時間ほどで2桁行ってないですが、数杯は超えています。

★道具の評価

 新調の竿の調子は、まずまずです。しかしながら、車の中で師匠のT氏に「太刀魚用を買ったけどどうやろ」と聞くと「そらあかんわ、竿はやっぱりタコ専用でないと」と一言でけなされた通り、やや軟調で竿のグリフリ誘いが何となくぎこちないし、少し大きいタコだと先がしなりすぎるとの感触、素人選びはすべきでないのかな。

 リールは、大きなタコが来て、底に引っ付き、しかも石を抱えているのを上げる時には苦労しました。リールが中々回らず、最後は糸を手で撒いてあげる状況。もう一回り大きなリールにしたらよかったと反省する次第。

 タコエギは、時々交換するも、やはり今年もタイガーとピンク・白・黄斑が良く、新調した緑はもう一つでした。しかし、途中でピンク・白・黄斑は、途中でサルカンが曲り海の底に消えてしまいました。隣のY氏もM氏もO氏も、餌巻きエギを使っていましたが、そんなに大差は付いていません。来年の考慮事項にします。

 ひらひらは途中で外れるも、隣のY氏の竿に引っかかって回収が出来ました。やはりひらひらを付けないと乗りは悪い感じです。とっておきの秘密兵器のカニツメのひらひらの効果はよくわかりませんでした。

疲労が蓄積

 8時過ぎには、2桁に乗りました。しばらく当たりが止まり、中だるみもありましたが、まあまあこれで安心です。 

 10時を過ぎた頃には、足も疲れ、時々座り込みます。座ったままではうまく誘いができません。しかし、タコ釣りは体力勝負です。船べりに立ったまま、竿先を振り続けます。手にも、足にも来ます。短い竿で、相当軽いリールですが、それでも手まで疲れます。

 突然、船から竿が落ちました。何事が起ったのでしょうか?竿があっという間に沈んでいきます。突然のことで身動きができません。唖然と眺めるだけです。

 隣のY氏の竿です。力が入らなかったのか、寝てたのかどうか、竿を手から離してしまったようです。タコ釣りセット一式が海のモズクと消えてしまいました。

 可哀想にこんなこともあるのですね。ご愁傷さまでした。

★今日の釣果

 

 11時も過ぎ、納竿の時間です。正確に数えていませんが、15以上はいっています。帰って数えると18杯でした。しかし昨年より大きめで、半数が中型です。まあま満足な結果でした。仲間内では、さすが名人級たちは倍以上の成果を上げています。中には3.6㎏の超大タコもあった様です。全員で写真をとって、それぞれ帰路を急ぎました。ユーチューブを見ながらさばいた明石の生ダコの刺身は、極上美味で、家内もかなかな気に入った様でした。

 今日はここまでです。

 

<写真>雨の6月例会は、今年も神戸市立森林植物園のアジサイ

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雨靄の中に映える神戸森林植物園のアジサイ


皆様こんにちは!

 いよいよ写真に映える梅雨がやってきました。今年もアジサイ狙いは、神戸市立森林植物園です。毎年電車とバスで行きますが、今年はコロナのこともあり何台かの車に分乗しての遠征です。

★絶好の撮影条件

 朝から雨の予想でしたが、幸運なことにそんなに強い雨ではありません。雨の小道具準備は万全です。阪神高速神戸線からは、強い靄で六甲山は全く見えません。六甲山トンネルを越え鈴蘭台に出ると、前の車のバックライトがうっすらと見える程度の、山道の中の絶好の靄です。雨と靄と森林、写真撮影には何度もないチャンスです。

 途中渋滞もあり予定時間を30分ほど遅れましたが、無事到着です。早速、カッパの着用、三脚へ傘固定用アダプタの装着、カメラを雨から守るためのシャワーキャップと手ぬぐいの準備、リュックへ雨カバー装着と、準備万端整え、最初のポイントへ急ぎます。

 花の状況はちょうど撮り頃です。しかし、広角撮影には若干花の密集度が弱く、所々群落に穴が開いてしまいます。バックの木々の隙間には、少し薄くなりましたがまだまだ靄があります。雨は弱くなってきて、止みかけです。まずレンズは広角をつけます。予備機には望遠を付けようとしますが、しまった予備機がありません。忘れました。

★まずは森林と靄狙い

 少し風があります。ISOを上げ、シャッタースピードを確保します。何枚か撮りますが、花のきれいな塊と林の靄の絶妙の構図が中々決まりません。低い姿勢からは、葉っぱが目立ち、高い姿勢からは花の塊の群落に穴部がでてきます。ターゲットとする花の周りにカタツムリを探しますがいませんね。雨の玉露は十分狙えます。少しずつ狙いの花アジサイ以外にも気を使えるようになってきました。

 ある程度撮ってレンズを望遠に変えます。しばらくメイン通りをウロウロ探し回ります。きれいな花を見つけては、バックの木々と靄が入るよう工夫をします。しかしながら中々絶妙な構図は発見できません。妥協しながら撮っていきますが、いつもここで反省です。適当にとりあえず撮っておくという態度はいけません。

★種々のガクアジサイ

 途中で横道に入ると、ガクアジサイが続く通りに出ます。この奥へ行ったところの東屋で集合、早めの昼食の予定です。昨年はガクアジサイの撮り方に苦労しました。今年は取りあえず色々な角度から、美しく見える姿にチャレンジしてみました。例会でみんなの作品を見ながら勉強します。それにしても、ガクアジサイと言っても色々なものがありますね。名前は全く覚えられませんけど。白鳥と言うのもありました。

 色々撮りながら、待ち合わせの東屋に着いた時は、もう撮り始めから2時間ほど過ぎています。先にO先生は着いて休んでいます。さっさと撮るべきものを決め、構図と条件を決め、しっかり作品を撮る。作品にも感心しますが、この辺のやり方は、いつも経験の差を感じます。写真道はやっぱり20年はかかりますかね。

 コンビニ弁当を食べ始めている間に、全員集合です。すっかり雨はやみ、暑いぐらいです。やはりみんな疲れ気味で、余裕があれば帰りに丹波篠山のユリ園にも寄るという話は、立ち消えです。

★幻の花、六甲の名花「シチダンカ

 東屋の前には、「シチダンカ」が咲いています。少しばかりの小さな群落です。八重咲きの飾り花と十数枚のガク片が星型になり重なり合う様子が美しいといいます。何枚かチャレンジしますが、かたまりも小さく、これだという良い絵はできませんでした。

 「シチダンカ」は、江戸時代のシーボルトの「日本植物誌」に紹介されたが、以後発見されず存在が疑問視されていた花で、1959年六甲山で偶然発見されたのが「幻の」所以です。またガク片が7段になって咲くと言うのが名前の由来らしいです。六甲の「シチダンカ」は美しいブルーです。

★おわりに

 昼食後は、池の方まで行き、帰路にも色々撮り回ります。最後は疲れて、集合時間を30分切り上げることにし、「森のカフェ」で休んで、今日は終了です。

 今年の神戸市立森林植物園アジサイは、絶好の撮影条件でした。O先生曰く、「これでいのが撮れなかったら腕が悪い」「帰ってみたら良いのが一枚はあるはずだ」とのこと。しかし帰って早速チェックしましたが、いくら探してもやっぱり「いまいち」です。次の例会で、みんなとの作品比べと評価が待ち遠しいです。

 今日はここまでです。

 

 

 

 

 

 

<釣り>6月の例会は、和歌山県美浜港、まさに旬のイサキ釣り

皆様、こんにちは!

 6月の船釣り仲間での例会は、毎年美浜港のイサキです。昨年は、奥州旅行で欠席でした。今年の参加者は9名、いつもの馴染みの船を貸し切りです。

★晴天、風強し

 今日は雨の合間に見事に晴れです。船は昼便です。港には11時前に着き、朝便の帰りを待ちます。多くのメンバーとは、昨年の忘年会以来の半年ぶりですが、皆さん元気で何よりです。

 朝便が帰ってきました。かなりの大漁の様です。期待できます。港は2メートル以上の引き潮です。横からは乗り降りできません。準備が完了して、船べりの先頭から乗り込みます。11時45分出発です。

 30分ほど走り、すぐにポイントに着きます。かなり風が強く苦労しそうです。T師匠は50匹以上を狙っていますが、私は、2桁いけば十分とゆっくり構えています。イサキは、うろこを取る必要もあり、余り多く釣れると後が大変です。近隣に配るにも限界があります。

★旬の魚イサキとイサギ

 和歌山での釣りは、美浜や湯浅が多いのですが、大体は鉄仮面のテンビンつりです。鉄仮面のような形をしたステンセスのカゴにアミエビを詰め込み、天秤の先に仕掛けを付けて針を流して釣ります。おもりは不要で、鉄仮面が兼ねます。仕掛けは、3本バリのサビキです。先端の針には刺し餌を付けるほうが良く食うとのことです。

 ところで、和歌山ではイサキのことをイサギというようです。船のホームページ案内でもイサギ釣りとなっています。イサギと呼ぶ地方はどうも他にもあるようです。魚の名前は地方地方により異なり、面白いですね。

 どう呼ぶかはともかく、イサキはまさに初夏の旬の魚です。この頃は、鯛よりうまいといわれる高級魚です。夜の食卓を楽しみに、釣りに挑みます。

★強風に苦戦するも成果あり

 まずは、初投からダブルで来ました。中々良い型です。大漁が期待できます。左隣のT師匠は、あっという間に2桁にいってます。右隣のO先輩も確実に上げています。

 焦ることもないのですが、兎も角風が強いです。鉄仮面にアミエビを詰めている間にもサビキが風で踊ります。3本バリでそんなに長くはないのですが、兎も角、扱いが難しく、難儀します。どうしても、仕掛けどおしが絡まり、場合によっては道糸まで絡んできます。その度に、仕掛けや、天秤を外して処理しますが、糸もよく見えず、解読難解です。そんな中でも、T師匠は手さばきがスムーズで、3倍の速度で手返しをしていきます。さすがで尊敬します。

 突然すごい引きです。あっと思っている間に軽くなります。上げてみると真ん中の針先から仕掛けが切れています。なにが来たのでしょうか?

 2時間ほど釣っていると2桁に乗ってきました。目標達成でもう安心です。その後も辺りは順調でです。3時頃になると、周りでは、クーラがそろそろ満杯になりそうな人が出てきています。風も少しはおさまり、仕掛けのさばき方も少しは慣れてきました。

 時々途中で生体反応がなくなり外れたり、船べりで外れたりするのもありましたが、順調に積み上がっていきます。追い食いを試みますが、ダブルのあたりは余りありません。3本かかりは皆無です。

 そうこうする中、4時頃になると、明らかに引き違う当たりが有ります。暴れまわります。良型のサバです。サバが出てくるとお祭りの危険があり慎重になります。

 4時半には船長さんから、あと一投と声がかかります。予定時間を早めて引き上げです。多くのメンバーが、クーラを満杯しての40-60匹超の大漁で、大満足の様子でした。

★終わりに

 久しぶりの常連メンバー集合の釣りでした。釣果は、イサキ26匹、サバ2匹です。

数は少なめですが、多くは30cm超で良型です。

 初夏の旬のイサキは美味でした。スーパーの魚ではとても味わえない絶品です。家内の料理の腕に満足です。まだまだ違う料理が期待できます。痛風に悪いのであまり食べられませんが白子も何とも言えないおいしさです。またサバのきずしは絶品でした。

 釣りを楽しみ、美味しい旬の魚を味わい、満足です。しかし後遺症で身が入り、足腰が痛いのにはまいります。

 今日はここまでです。