<旅>トラブル続きの「芭蕉の足跡と緑いっぱいの裏磐梯をめぐる旅」~その1
皆様、こんにちは!
久しぶりの旅に出ました。
今回のテーマは、「松尾芭蕉の奥の細道の足跡を巡る」山形県と、「新緑いっぱいの初夏の裏磐梯の探索」福島県です。
★厳選した主なコース(予定)
老夫婦での3泊4日の旅です。体力を考え、一日3か所以内に厳選です。
- 初日 立石寺~最上川下り~残雪の鳥海山の雄姿~~湯野浜温泉の夕日
- 2日目 羽黒山五重の塔~月山を望む~サクランボ試食~裏磐梯へ山越
- 3日目 五色沼探索~中瀬沼探索~裏磐梯ゴールドライン~東山温泉地酒
- 4日目 会津若松・鶴ヶ城~飯盛山・さざえ堂~猪苗代湖~蔵王・御釜
★突然の村上・鶴岡沖の大地震
出発直前に、東北日本海の大地震です。コースの関係から鶴岡市の湯野浜温泉に宿を予約しています。今回の旅は中止するか、コースを変えるか判断するため、宿に電話すると被害は全くなしとのことです。周辺の道なども大丈夫、是非来てくださいとの要望です。しかし当然余震の責任は負えないとのことです。結局熟慮した結果、決行することにしました。もう少し南のあつみ温泉にしていると完全にアウトでした。
まずトラブル第1関門は通過しました。
★え~飛行機が降りられない
飛行機は、早朝のJAL便で仙台空港です。伊丹で乗る前に、濃霧で引き返すかもしれないとの条件付きでした。昨年の夏、釧路で降りられず伊丹へ引き返した悪夢がよみがえりました。しかし、まさか仙台で、しかも2回も、そんなことはありえないはずと、お互いに言い聞かせて乗り込みました。
仙台上空は濃霧です。そろそろ着地かと思っても、地面が全く見えません。釧路と同様に、真っ白の中を上空に向けてグーンと加速していきます。ダメだ。着陸失敗です。機長の説明では、もう一度トライしてダメなら伊丹へ引き返すとのことです。但し、霧は「まし」になる方向にあると慰めます。
飛行機の予約取り直し、宿やレンタカーのキャンセルなどどうするか、釧路の時の再現です。頭の中を色々なことがめぐり周ります。釧路の時は、ANAのマイレージでの搭乗だったので変更は容易で、宿のキャンセル料が発生しないよう、日程とコースを選定し直し、損失は最小限に抑えられました。今回は、エールフランスのマイレージを使ってのJAL搭乗です。変更が非常にややこしくなりそうです。しかも往路は家内のマイルを、復路は私のマイルを使っています。念のため、ANAの株主優待は持って来てましたが、JRの「ジパング倶楽部」手帳は持ってきていません。陸路まで考えていませんでした。家内から「気が回らないね」と責められます。
さて、2回目のトライアルが始まります。何となく霧の隙間から海らしきものがかすかに見えます。乗客全員が、固唾を呑んで着陸を待ちかまえます。あっ、なんかとか地面が見えます。みんな、もう大丈夫と声が上がります。着陸!拍手拍手です。
30分以上遅れましたが、無事、トラブル第2関門を通過です。
★余談と教訓
ご承知の方もいらっしゃると思いますが、エールフランスのマイレージは、JALで使えます。今回交換したのは、伊丹・仙台間で、一人片道11,500マイルでした(6月)。しかも、オンラインで交換OKです。但し、席の事前予約はオンラインではできません(分りませんでした)。また、Eチケット発券に1枚当たり730円の手数料を取られました。
個人旅行はリスクが伴います。ホテルの予約は、前日か当日までキャンセル料が発生しないことが多いですが、夕食付温泉宿の場合は、7日~3日前からとられることが多いようです。予約の場合は必ずキャンセルポリシーを確認しましょう。
飛行機が引き返した場合は、飛行機会社と相談です。但し、ホテル代や陸路交通費は出ません。レンタカーの場合は、釧路の時は状況を説明すれば取られませんでした。
こういうときには、どうするか、前にシュミレーションをしておいて、次善策を考えて、優待などの準備をしておくことが肝要と思います。
日本の場合は、何とかなりますが、海外の場合は、言葉が通じない中、飛行機の遅れや電車の遅れ・休止が頻発するので大変です。私たちも昨年のベネルクス旅行では何回も大変な思いをしました。時間余裕とスマホ・WIFIと事前対応準備は欠かせません。
★計画の立て直し
飛行機が30分以上遅れ、しかも空港で端から端まで歩かされました。レンタカーの手続きが終わった時は、予定を1時間以上遅れています。
「最上川芭蕉ライン舟下り」を予約していましたが、このままでは間に合いません。山寺をやめるかどうかです。まず予約時間を1時間遅らせられるかどうかです。電話します。よかったOKです。船下りのあと、バスで出発地まで戻る予定でしたが、レンタカーの回送もお願いすることにしました。2,800円の出費増です。
ともかくお金で、トラブル第3関門も通過です。回送手段を知っててよかった。
さてさて、山寺(立石寺)へ向かって出発です。ようやく芭蕉に合えます。
旅行記の本編は、次の「その2」へ続きます。