旅散人のブログ

旅と写真好きのシニアのプログです。お金の話も得意です。

<生活>父の日に考える、老後のライフデザイン~始めに

皆様、こんにちは!

 今日は父の日です。この週末の夜から、子供たちから贈られたお酒や、ワイン、ビールをちびりちびりやりながら至福の時間を送っています。70年を振り返って感傷に浸るときです。

 ブログを始めて2ヶ月、思いつくまま適当なことを書いてきました。振り返ると、趣味の話以外に「70歳になったら考えるべきこと」を、暇に任せて考えていることに気づきました。

 今日は、70年間の節目節目のライフプランについて振り返ってみます。人生70年を実際に生きてきた経験から、その意味付けを考えます。

 よく、ファイナンシャルプランニングの世界では、ライフプラニングあるいはライフプランを立てる必要性を言われます。よく見るのが、ライフイベント表とキャッシュフロー表です。人生の年代毎の主要なイベントを書き出し、収入と支出を予測、貯蓄残高を計算して、そこにある課題を解決する手法です。

 20代から40代までは、このシミュレーションをやってもいいのですが、老後に関しては適当にシミュレーション値を自覚しておくだけで十分です。私から言うとあんまり意味はないです。それより、今を一生懸命やる。住宅資金とと教育資金と自己投資資金がしっかりしているかを確認する。これで一杯で、不足したら無理でも頑張るです。若いからできます。遠い将来はどう変わるか全く予想できません。

団塊の世代のライフプラン~その1

 我々団塊の世代は、同じ年齢が200万人以上いました。それが3年も4年も続きました。だから競争が激しいのは当然として、人生の大きなイベント毎の直前に、大きく制度が変わりました。人生「えー」ということばかりの連続です。自然に、生きるための耐性力が付いたと思います。

 その時の世の中の情勢や、個人のその時の置かれた情勢や環境により、人生の節目は変わります。平凡ですが、団塊の世代が最初にライフプランを考えるべきタイミングは、50を過ぎ55歳ぐらいでした。 皆んな、会社での出世限界を悟り切り、あと5年で定年です。世の中が変わり再就職の道がない、でも長生きしそう、もう貯金に金利はつかない、老親をどうするか、そして自分達は残る人生をどうして生きていこうかと頭をかすめる時期です。

 この時の重要なライフプラニングのポイントは、準備期間であるということです。定年の60歳になったら、第2の人生として生まれ変わり、何をしたいか、その準備を十分考えるということです。色々ありましたが、今は言及は省略します。

 これからの若い人は、この時期が5年から10年遅れるでしょう。制度も全く異なっているでしょう。しかし、このようなターニングポイントを自分なりにうまく摘み、次の人生は何をするかの夢を見ておくことが重要かと思います。

団塊の世代のライフプラニング~その2

 我々の時代は、いやおうなしに60歳で定年です。この頃は、もう具体的に将来どのようになるかは見えています。ここでは、きちっとライフイベント表とキャッシュフロー表を作る必要があります。但し、最も気を付けることは、決してお金から入らないことです。収入予測を先にたて、で何をしようと考えないことです。

 まず「ライブデザイン」から入ることです。折角それまで老後に備えて準備してきました。思い切り好きなライフデザインを描きましょう。後の人生、やりたいことをすべて書き出しましょう。60歳のライフプラニングは、ここから始まりました。

 お金はもう見えています。キャッシュフロー表で何が足りないか予想できます。しかし、まだ、20年あるんです。課題は解決できます。やり方によって好きなことをするお金は産まれます。努力の種や楽しみの種も見えます。それが生き甲斐です。お金の話だけでなく、やり残したことを充足する時間の配分が重要です。但し、病気や介護・死亡のことは漠然と枠組みは設計しておく必要があると思います。

 そして65歳かあるいは、70歳で最初の見直しの時期をむかえます。ここでは、また全く違う観点からの見直しが必要です。私は今この時期です。

次回をお楽しみに。

今日はここまでです。