旅散人のブログ

旅と写真好きのシニアのプログです。お金の話も得意です。

<旅>トラブル続きの「芭蕉の足跡と緑いっぱいの裏磐梯をめぐる旅」~その4


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苦労して見つけた幻の滝


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雄大さ望めぬ残念な毘沙門沼

 


皆様、こんにちは!

山形・福島の旅の続きです。

 今日は、3日目の「~その4」、緑の湖沼を巡る探索と裏磐梯大自然体感です。秋の写真クラブの遠征地候補の一つです。

 まずは、エメラルドグリーンの水面が美しい毘沙門湖から5色沼をめぐるショート・ハイキングからです。

 朝から晴れています。が、山々にはまだ濃いもやがかかっています。もう少し経つと裏からの磐梯山の雄姿も見えるでしょう。こう期待です。

<旅>トラブル続きの「芭蕉の足跡と緑いっぱいの裏磐梯をめぐる旅」~その3 - 旅散人のブログ

★5色沼の探索スタート

 朝起きるとホテル裏の桧原湖は背景の緑の木々に薄いもやがかかり感動の景色です。山々も薄っすらと雲が流れていきます。いい雰囲気です。

 前日に調べたバスは、7時台のあとは、9時27分まで有りません。家内の朝風呂の方が優先です。まず、ホテルとは反対側の5色沼入口までバスで行き、そこからホテル側へ探索するのが良いと判断しました。9時過ぎ出発に決定です。案内では、約4km、1時間半のコースです。

 ホテル前からバスに乗ると、次のバス停に「森のくまさん」という周遊レトロバスが止まっています。運転手さんのお話しでは、このバスは今日で最後の運行だそうです。バスマニアたちが写真を撮っています。

 直ぐに5色沼入り口です。まるで観光バスのようによくしゃべる運転手さんによると、左腹下にハートマークのある鯉がまた最近発見されたとのことです。

 まずビジターセンターによってから、毘沙門沼を目指します。しばらく行くと大きな沼が表れます。駐車場やレストランもあり、俗っぽい感じです。沼に近づきますが、ルートが不明です。しばらく迷いましたが、石がごつごつ出ている獣道のようなところを回りこんで入っていきます。大丈夫かと思いましたが、少し行くと整備された散策路でした。沼の周りを探索します。

★遠くの山々が見えないやん

 毘沙門湖は美しいエメラルド色です。遠くの山は霞んでしまっています。磐梯山の方をにらみますが、はっきりは見えません。緑の木々と湖を楽しみましょう。時折、心地よい風があります。特に新緑の林の中は気持ちがいいです。花を探しますが、これといった被写体はなかなか見つかりません。沼近くに鯉が数匹かたまっていました。ハートを探しましたが見つかりません。残念です。

 3世代の家族連れと一緒になりました。抜かれたり、抜いたりです。東京から来ているそうです。犬の散歩をしている人もいます。

 毘沙門沼、深泥沼(みどろ)、弁天沼、ルリ沼、青沼の順に歩きます。この5つが5色沼だそうです。間には小さな水たまりや流れもあります。それぞれ、青、赤、緑、コバルトブルー、エメラルドブルーなどの美しい色を見せています。

 4kmで平坦ですが、老人にはかなりきついです。2時間かかってようやく、終着点です。

 磐梯山ゴールドラインから会津若松

 疲れました。森のくまさんのバス停前で、ソフトクリームを食べて一休みです。思ったより疲れて今後の対策を話し合います。往復歩かなかってほんとよかったです。話し合いの結果、中瀬沼展望台からの磐梯山雄大なパノラマはあきらめます。

 ホテルへ戻って、お土産探しと摘み食いをして、車に戻ります。ホテル前の隙間からは、えぐれた磐梯山と櫛ヶ峰の一部が見えます。しかし、磐梯山の山頂は雲に隠れています。裏磐梯からおさらばすることにしました。残るドライブコースは、磐梯山ゴールドラインです。ここで裏切らないように頼みます。

 最初の駐車場は、「ばや池」。案内では、数m歩いたところから山へ入り150mで、池の向こうに噴火で大きくえぐれた磐梯山が見渡せるとのこと。でも、入り道がわかりません。1台止まりかけましたが、直ぐにやめです。我々も諦めです。

 次のポイントは黄金平。1888年の大噴火時の爆裂火口をまじかに見られるとのことです。しかし、案内板の前の2本の木が大きくなりすぎてかよく見えません。道の向かい側にわたると、何とか地肌が見えます。でも車が危ないです。

 期待していたのは、幻の滝。駐車場から、泥道と岩と踏み板の急坂を5分ほど登るとありました。近くまで行けますが、家内には岩を乗り越えるのは無理です。飛沫を写真におさめて、引き返します。ここでこけて骨折でもしたら大変です。家内の手を引っ張りながら慎重に下ります。

 最後は、山湖台。眼下にキラキラ輝く猪苗代湖と左手に壮大な磐梯山が望めるはずですが、雲と湖の区別がつきません。左に山は見えません。残念でした。

 山を一気に下って、道の駅で、喜多方ラーメンを味わいます。

★鶴ケ城と茶室麟閣

 いよいよ会津若松です。勿論、磐梯山は見えません。兎も角、鶴ヶ城に向かいます。私は2回目の訪問です。葦名家、伊達家、蒲生家、上杉家、蒲生家、加藤家、保科家、松平家と引き継がれ、最後は容保で幕末をむかえたところです。石垣の中にハート形があるらしいですが、見つかりません。老夫婦には今さら、ハートは不要なのでしょう。

 城を出て茶室麟閣へ向かう時、駐車場のチケットがないのに気づきました。雨も降ってきます。大体、旅行でどこへ行っても1回や2回は、これでパニックになります。家内は、ポケットばかりのチョッキを着て、どこかにあるまず、落ち着きなさいと、いつも子ども扱いです。ようやくのことで、探し当てました。最後のトラブル関門も乗り切りました。

 雨も強くなってきたので、東山温泉の旅館へ引き上げます。ここは地酒のうたい文句で選びました。3点セットを飲んでから、もう一杯お代わりです。今日も至福の時間を過ごします。満足です。

 お風呂は、姉妹店の方がかけ流しで上級です。雨の中少し歩きます。露天風呂からは、急流の眺めで癒されます。女風呂はそうでもなかったようで、いつも家内が差別されているとふてくされます。まあ、違う風呂もたくさんあるし。朝風呂を楽しんでください。

 いよいよ、明日は最終日です。夜も雨、また雨です。明日は半分あきらめています。

~その5に続きます。