旅散人のブログ

旅と写真好きのシニアのプログです。お金の話も得意です。

<旅>孫と丹波篠山まで、紅葉の中のアスレチックとシャボン玉

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丹波篠山の朝景



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矢代湖に浮かぶ紅葉


皆様、こんにちは!

 仕事の合間を縫って、娘の運転手要請で丹波篠山まで紅葉狩りに行きました。孫に合うのは、幼稚園の運動会、七五三のあと、久しぶりです。孫たちには、紅葉狩りは関係ないですが、娘のリクエストの小豆島までは遠いので、丹波篠山にあるP社労組の休暇村に一泊することにしました。ボランティアで忙しいパパは今回も仲間はずれです。娘の狙いは紅葉とマッタケと三田牛のすき焼です。

★森と湖のハートフルリゾート

 往路は、中国道から舞鶴自動車道のルートを取りました。燃えるような絶好の紅葉の中のドライブです。現地にはゆっくりの14時頃に到着です。この休暇村は、人と自然との共生、森と湖のハートフルリゾートとうたっているだけあって、広い敷地に森がいっぱいあります。大きな駐車場が端の方にあって、敷地内には車が入れません。敷地内は、徒歩かバスでの移動です。秋の季節、子供向けには、フィールドアスレチックと釣り堀があります。

 チェックイン後、早速アスレチックに向かいました。大人も子供も有料です。付き添い者も有料だそうです。全くアスレチックもしない爺カメラマンも、単なる付き添いの婆も、フィールド内に入るだけで700円とのことです。下の子供も、コースの半分もできないけど、ゼッケンも大き過ぎてお尻まで垂れさがっていても、一人前の金額です。高くつきます。

 上の子は楽しんでやってましたが、下の子は難しそうなものは避け、それなりに楽しんでいました。大人はアスレチックより、周りの紅葉を楽しみました。丁度、紅葉に斜光が差し、なんとも言えない色鮮やかに樹木がかがやく景色です。今回は、子供のスナップを撮るだけと、三脚もレンズも持って来ていません。作品としては、目に焼き付けるだけです。

 アスレチックはコース半分で引き上げ、落ち葉拾いをして、お宿に引き上げました。お風呂は温泉です。露天風呂を楽しんで、夕食です。

★夕食はマッタケと三田牛?のすき焼

 と言っても、値段が値段ですから、マッタケの土瓶蒸しにマッタケのすき焼程度です。大きな傘のマッタケを焼くわけではないです。老夫婦は、子供の頃これでもかと言う程食ってますので、何やこれと言う感じですが、日頃食えない娘は一応満足です。子供は何の興味も持ちません。時代が変われば変わるものです。お肉は柔らかく、おしかったです。もちろん地元のお酒もです。

 次の朝は早く起きて、風呂と朝もやを見る予定でしたが、女どもが朝風呂に行ってる間、下の子と寝ていました。森の中のいい霧の幻想の世界の様でしたが、窓を開けたときはもうだいぶもやが上がっていました。朝早い撮影会ではこんなことはないのですが、撮影道具を持ってきていないせいか、気が緩みます。

★チルドレンズミュージアムでシャボン玉遊び 

 朝食をたっぷり頂いて、お土産を仕入れ、出発です。丹波篠山の街散歩は、老夫婦は経験済みなのでパスです。子供が遊べそうな、チルドレンズミュージアムと言うところを目指します。途中は、紅葉と青い松のコントラストがなんとも言えない、絶好の風景が続きます。田んぼも稲の狩り跡が黄色く色づいています。黒豆は終わっています。ああ、田舎はいいな、心が癒されます。

 毎年撮影会で行ってる洞光寺当たりも通りましたが、観光バスが3台も止まっていて道は人で一杯です。関西の紅葉名所はどこも観光地化してうんだり・がっかりです。

 篠山チルドレンズミュージアムは、廃校を活用した施設で、運動場あとの芝生広場とと3つの校舎があり、各々の教室が工夫を凝らした遊び場になっています。体験コーナーや人形劇などもあり、レストランでは昔懐かしい給食が食べられます。地元周辺の家族連れで一杯です。

 子供たちは、芝生広場でのシャボン玉遊びに夢中でした。少し慣れてくると大きなシャボン玉が作れます。校舎の中の遊び場にも行きました。昼には、給食はもう売れ切れており、173号を能勢に向かって帰ります。途中、道の駅で遅い昼食です。途中の峠で、またまた絶好の紅葉ドライブを満喫し、池田から高速に乗り、一路帰路につきました。

★最後に

 丹波の山まで行くと素晴らしい紅葉でした。もう一度、撮影道具一式をもって撮影会に行きたいものです。

 

 

 

 

 

<生活>放送大学の2学期のレポートの締め切りが近づいています

皆様、こんにちは!

 ようやく裏磐梯の撮影旅行の報告を終えましたが、まだ難敵が残っています。10月から始まった放送大学の2学期のレポート(通信指導)提出が始まりました。まだまだ、12月中旬までは猛烈に忙しい日々が続きます。よって締め切り期限まではもう少し余裕がありますが、今日・明日中には消化・提出し切らないといけません。

 来月始め迄は、紅葉の撮影会にも行けないし、大物釣りにも参加できない日々が続きます。ストレスが一杯たまってきています。

★通信講座の概要

 放送大学については、前にも書いたので省略しますが、今年の2学期は、「西洋芸術の歴史と理論」と言うテーマです。このテーマを選んだり理由は、西洋の様々な建築や構造物、絵画などの遺跡や古典が学べるという興味からです。

 基本的には、インタネットでビデオを見ながら授業を受けています。この一月半で全15回のうち8回の講義を受講しました。特に興味深かったのは、ギリシャアクロポリスの丘のパルテノン神殿のフリーズ(神殿の屋根と屋根を支える柱との間の三角の部分)の浮き彫り彫刻の解説や、フランスのブロヴァンスの3姉妹と言われるール・トロネ、シルヴァーカス、セナンクスの修道院建築とそこにある柱頭彫刻の解説です。

 プラトン的なロマネスク美術の時代に続き、アリストテレス的なゴシック美術の代表としては、ゴシック教会とそれを飾るステンド・グラスの意味、そしてイタリア・ルネサンス時代は巨匠たちの作品とその意義なども、非常に興味深いものがあります。折角<春>も<ビーナスの誕生>も実物を見に行ったのにその背景はちっとも知りませんでした。アカデミア美術館で見た<ダビデ像>とその複製がなぜ広場にあるのかもちっとも知りませんでした。特にその社会的背景から解説をしてくれるのですから、すごいもんです。勉強になりました。

 芸術の奥にある本質を理解するための、ギリシャ神話やユダヤ教旧約聖書キリスト教新約聖書の物語の逸話も解説されます。これらの話を知らないと、西洋芸術は本質的には理解できないのです。その時の政治や文化・思想もです。

★難しすぎるテキスト

 先生の話は面白く、興味深いのですが、テキストは難しく、何が書いてあるか理解できません。もともと、プラトンアリストテレスの哲学が基本にあります。もう分けが分かりません。歴史はいいのですが、理論がいけません。

 レポートは、そのテキストから出されています。従って、ちっとも分りません。過去問題を見ても、チンプンカンプンの上、解答例の提示がありません。

 今回こそ、もう単位取得はあきらめましょう。レポートの回答はたった10問で、しかもイエス、ノーの回答なので、提出するのは簡単です。しかし、答えは分りません。

★受講は継続します

 テキストは非常に難解ですが、ビデオ授業は非常に興味深いです。続けて受講していきます。なにが出てくるか楽しみです。ビデオではありますが、貴重な西洋芸術(建物、彫刻、絵画など)の実物が解説付きで見られます。単なるツアーのガイドさんの薄ペラ説明ではありません。その美術品がもつ深い意義や意味、背景を理解することが出来、興味が付きません。

 この中から、また来春実物を見にヨーロッパまで行きます。それまでは稼ぎます。テストは落ちても、旅行への期待が湧きます。

  今夜はもう少し頑張って、難解なテキストを読み直し、レポートの提出は完了しておきます。また旅行費用を稼ぐため、仕事に出ます。

 そういうわけで、今日はここまでです。

 

 

 

 

 

<写真>今年の遠征撮影会は、憧れの秋の裏磐梯~その3

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眼下に秋元湖を望む


皆様、こんにちは!

 今日は裏磐梯の撮影会の最終回です。初日の日の入り、2日目のの日の出とも完敗に終わりました。残るお日様を撮るチャンスは、今日の夕方と明日の早朝のみです。山のお天気は移りやすく、あっという間に変わります。さてどうなるでしょう?

★小野川湖を見下ろす光のコントラスト

 一休みした後、15時出発です。車はレークラインに入っていきます。6月には大雨に出くわしたドライブコースです。まずは、小野川湖を眼下に展望できるところに車が止まります。時刻は15時半、太陽が傾きかけ、眼下には小野寺湖周辺の山々がやや霞んでいます。夕日に輝く湖面と見事な紅葉に、山影になった暗いところとのコントラスが素晴らしいです。何枚かシャッターを切りますが、霞んだ山の光に輝く紅葉と、暗くなった山影の紅葉のコントラストを表現するのは、難しいです。撮った写真を覗き込みますが、思った通りのイメージに出来上がりません。

 少し移動して右手奥を眺めると、手前に紅葉の群、遠くには雄大な山々、壮大な景色です。しかし、空は青くとはいかず、かなり雲が覆っています。

 後ろ側の崖の上を振り返ると、白い形の良い雲が流れていきます。次へ移動します。

★秋元湖を見下ろす光のコントラスト

 少し車を移動して、今度は反対側の秋元湖を眼下に見下ろす絶景です。時間は16時を過ぎています。斜光がやや穏やかになってきた気がします。ここは、道端の絶壁です。マスター曰く、三脚ごとカメラを真っ逆さまに落としたお客様がいたそうです。勿論取りに降りることは絶対に不可能です。

 ガードレールの向こうにススキが光り、眼下に秋元湖、遠くには雄大な山が霞ながらも威張っています。太陽は右手にまだ光り輝いています。ここも光のコントラストの世界です。色々シャッターを切りますが、やっぱりイメージとは違います。やっぱり光の表現が難しいところです。

 ゆっくりはしておれません。日没までもうすぐです。次の9番目のポイントへ急ぎます。

桧原湖白樺展望台あたりからの夕日

 車は、桧原湖畔の方へ下っていきます。レンゲ沼あたりから凸凹道に入ります。かなり酷い道です。レンゲ湖は6月の旅行の時に散策した小さな湖です。その時はこんな道があるとは思いませんでした。湖畔に着きました。ポイントは2か所あります。急いでポジションに向かいます。N氏は一人で左手に急ぎます。他の5名は右手に移り、島の間からの夕日を狙います。凶と出るか吉と出るか。

 急いで、カメラを三脚にセットし、まずは、角度や構図などの大体のポジションを決めます。フィルタフォルダーを取り出そうとしますが、どこにしまったかリュックの中を探し回ります。やっと探し出したフォルダーをカメラに取り付けようとしますが、うまくねじにセットできず、落としてしまいました。慌てず落ち着いて拾い上げ、フォルダーをセットして、今度は角型のハーフNDフィルタを付けていきます。角型フィルターを使うのは久しぶりです。O先生曰く「ちゃんと練習しとかないと」、はいその通りです。

 さあ撮ろうとしますが、横に居るK氏が「もう沈んでしまった」と叫びます。そう、もう太陽は沈んでしまいました。太陽の動きを横目に準備を急ぎましたが、1分も立たないうちにあっという間に山影に沈んでしまいました。一瞬の隙です。後悔先に立たずです。ついに3連敗です。

 しばらく赤く焼ける夕焼けを待ちますが、一向に赤く染まりません。薄暗くなってきたのでもう引き上げです。代わって、三脚を持った団体のおばさん達が湖畔に入ってきます。うまくいくと、空一面が真っ赤に染まることがあるそうです。車の中で、それまで待つかどうか促されました。迷ったのは、初めてのUさんと私だけで、みんな興味がなさそうです。寒いし、今日はチャンスがなさそうだし、諦めました。

 N氏は、半島に沈む夕日と湖に引く赤い線をとらえています。羨ましいな。

★最後のチャンス、秋元湖の日の出 

 2日目の夕食は、残念会も兼ねビールをたっぷり飲んで、ぐっすりオヤスミです。いびきで迷惑をかけたかもしれません。

 4時前に起床、最後10か所目のチャンスをうかがいます。秋元湖の日の出狙いです。ここは有名なポイントらしく、マスター推薦の絶好ポイントに先陣します。狭い場所に一列に並んで準備をします。

 まだ真っ暗ですが、雲もなく、寒い中辛抱強く待ちます。やや薄い雲が出てきましたが、大丈夫です。雲の流れは速く、山を覆いきることはなさそうです。朝日は、山の斜めの稜線から出てくるそうです。少し空が薄らいで来ると、遠くには安達太良山が拝めます。

 6時になりました。薄っすらと白んできます。しかし雲行きが怪しくなってきました。あんだけ、雲のない空が、一瞬で真っ黒になっていきます。黒い塊が、右から左に動いて行きます。止まれ止まれと思いますが、容赦なく山の稜線を覆っていきます。

 6時半を超えましたが、残念ながら本日も太陽は出てきません。駐車場に戻り、しばらく朝焼けを待ちましたが、それも期待できません。遠くに安達太良山が拝めるのが唯一つの癒しでした。秋の裏磐梯が4連敗の完敗に終わった瞬間です。

★最後に

 今年の秋の遠征旅行は、裏磐梯でした。ペンションのマスターの案内は楽ちんで、美味しい食事を頂き、メンバーの親睦は深まりました。だがしかし、作品はいまいちでした。O先生から与えられていたノルマ、来春の発表会用の半切2作品は絶望です。

 特に光をうまく捉えた風景写真、光のコントラストなどが大きな課題です。プロのようにうまく撮ろうとは思いませんが、何とか自分が思うようなイメージの作品にはもっていきたいものです。まだまだ勉強と修行が続きます。

 また、2-3日ぐらい滞在したところで、絶好のチャンスに巡り合うのは稀です。しかし、マスターは、一瞬のチャンスを逃さない感性と観察力が大事といいました。広角だけにとらわれず、着眼の仕方によっては色々な撮り方でチャンスはうまれるそうです。多くの引き出しを持っておく必要もあります。写真は、観察力と感性の世界です。写真は奥が深いです。素質は、なくても慣れと努力でフォローできることを期待して、今後も励みましょう。次の例会には皆さんはどんな作品をもってくるでしょうか?

 また、次回の遠征撮影会が楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

<写真>今年の遠征撮影会は、憧れの秋の裏磐梯~その2

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早く霧が降りて来い、紅葉の姫沼


皆様、こんにちは!

 しばらく四国に出張していました。松山からの帰路は、10年以上前に高知空港で前足が出なくなり胴体着陸した例のボンバルディアです。あの事故から数回この機種に乗りましたが、今でも少し心配です。プロペラ機はエンジンをかける時、室内の電気を消して、尚且つ片方ずつエンジンをかけます。それを思い出しながら松山空港を飛び立ち、淀川上空で足が出る音がした時は、何となくほっとしました。

 そう言うわけで、裏磐梯の撮影旅行の続編を書くのが遅くなりました。今日はその2です。

桧原湖畔の日の出に臨む

 2日目の最初のメインメニューは、桧原湖畔の日の出にチャレンジです。

朝、4時に起きて出発準備です。4時半前にバンに乗り込みましたが、皆さん、相当入れ込んでいます。今日こそは、美しい朝日を撮りたいものです。

 真っ暗の中、かなり走りました。場所は、後で聞くところによると、桧原湖の西岸、細野付近だったそうです。そこで車を降り、真っ暗の中を、頭にヘッドランプを付けながら、マスターの案内で、ブッシュをかき分けかき分け、進んでいきます。我々だけでは絶対に行けない場所です。ペンションで借りた長靴の足元が不安定な中、やっとの思いで岸辺に着きました。

 まだ真っ暗です。カメラをセットしながら、じっと待ちます。向こう東の山から日の出があるそうです。カメラを構えて待つこと、長いです。やっと6時になりました。ISO6400でかすかにカメラの中に光が見えます。しかし、空は黒い雲がかかっています。雲と山のかすかな合間に光が差し込んでいますが、太陽はありません。

 厚い雲の中、やや薄い雲の下側は少し赤身がかかります。湖にも赤い光が時々差し込んできますが、赤いきれいな筋にはなりません。6時30分ぐらいになると岸辺も、しっかり見えるようになりますが、一向に太陽は隠れたままです。もう日の出は終わっています。残念です。2敗目です。

 帰路途中、雄子沢と言うところで車が止まりました。湖畔にブナ林があります。大きなブナの木に、湖面、薄く霧がかかった山、材料に事欠きません。

 何枚かシャッターを切って、日の出で気落ちした心を癒します。材料はあるのですが、焦点が定まらず、良い構図が取れません。引き上げます。

★姫沼と紅葉に埋まる沢の輝き

 ペンションに帰って、朝食です。洋食のフルプレートです。美味しいコーヒーを何杯かお代わりしました。少し休んで10時から、また出陣です。

 ペンションの周りは小雨で、林の中は霧がかかっています。なんとも言えない、幻想的なシーンです。車はすぐに出発します。帰ってから、この幻想的なシーンを残そうと思いながら、目的地に向かいます。

 6つ目の目的地は、姫沼というところだそうです。小さな沼ですが、向かい側は紅葉の山です。沼の反対こちらは、紅葉の林です。林のなかを進んでいくと、谷があり、その下には、落ち葉が積もる沢があります。ここは、裏磐梯でも少し紅葉が遅いところだそうです。昼まで2時間弱の自由時間で、各自思い思いのシーンを撮りまくります。

 林の中に差し込む光をうまく捉えられるか、どのようにこの紅葉を切り取るか、感性を磨いて一瞬のチャンスを逃さないように、なかなか大変な作業です。木々の枝をより分けて谷底に降りていくのも体力的に大変です。

 光の捉え方が如何に難しいものか、いやというほど思い知りました。えらそうに言うのはまだ10年早いです。まだまだ修行、修行です。

 お昼になり、ペンションに引き返しました。お天道様はすっかり、元気に顔を出し暑いぐらいです。ペンション近くの幻想的な霧はすっかり消えてなくなっています。残念です。弁当を食べて、15時から、夕方の光と日の入りを撮りに行くまで、一休みです。

 今日はここまで、次回は最終版~その3をお楽しみに。

 

 

 

<写真>今年の遠征撮影会は、憧れの秋の裏磐梯~その1

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もうすぐに日没、早く雲、動け!

皆様、こんにちは!お久しぶりです。

 先週は、写真クラブのメンバーで、はるばる裏磐梯まで撮影の旅に出ました。2泊3日の東北までの遠征です。今春の山形・福島の家族旅行では、裏磐梯では雨に煩わされましたが、さて今回はどうなるでしょう。またメンバーのうち2名は、これまで裏磐梯に2回チャレンジするも全て雨で、まだ太陽を見たことがないとのことです。先が思いやられます。

★馴染みのペンションのフォトツアー

  お宿は、O先生の長年の馴染みのペンションです。ここのご主人は写真家で、中型バンで、朝・昼・夕と最寄りの撮影ポイントへ案内してくれます。そして美味しい朝・昼・夕食付です。勿論お風呂は温泉です。至れり尽くせりの贅沢な撮影旅行になります。

 初日は朝早く大阪を出発し、新幹線を乗り継いで、ようやく郡山です。「小原庄助べんとう」とビールを仕入れ、磐越西線へ乗り込みます。先の台風で磐越東線水郡線はまだ通行止めとのことです。お見舞い申し上げます。

 猪苗代駅からは路線バスで、40分ほどで小野川湖入口に到着です。今春にレンターカーで何回も行き来したところです。セブンイレブンの看板が懐かしいです。バス停には、ペンションのご主人のパンが迎えに来てくれています。

 お宿に着くと早速、前送りしていた宅急便のスーツケースを開けて、カメラリュックに撮影セット一式の準備をします。最近はお宿まで、往復とも荷物を宅急便で送れます。便利な世の中になったもんです。

★最初の撮影ポイントはカラマツ

 早速、バンに乗り込みポイントまで出発です。ツアーメンバーは我々6名ともう1グループ3名の合計9名です。

 最初は行くところがよくわかりませんでしたが、後で地図を頂き説明がありました。それによると、まず、桧原湖の北の端、早稲沢です。黄色いカラマツの群生が夕方の斜光に光り輝きます。カメラを準備しますが、最初は要領が分りません。クマよけの爆音が聞こえる中で、シャッターを切りますが、時々差してくる斜光をうまく捉えきれません。遠くには雪を頂く山が見えますが、望遠を取り出す余裕はありません。光の扱い方に納得がいかないまま、次へ行きます。

雄大な紅葉の高原が広がる錦平

 次は錦平です。雄大な高原が広がります。紅葉の全盛期は少し過ぎているかもしれません。山の上からの見晴らしは雄大です。高原の山々の紅葉の、日が照っているところと蔭のとことのコントラストの差、これが素晴らしいです。このコントラストの差をうまく捉えるのは至難の業でしょう。ここも光の扱い方が課題です。色々撮りまくりましたが、帰ってから確認しても、肉眼で見た目以上に、仕上がっていると思われる作品はありませんでした。もう日没まで時間がないのでしょう。次に急ぎます。

★本日のメイン、白布峠の夕日

 西吾妻スカイバレーから山形県境に向かいます。今春、苦労してレンタカーで米沢から山越えをしたところです。眼下には、桧原湖の美しい姿を拝めます。少しもやっぽいですが、天気は申し分ないです。美しい夕日と日没が期待できます。

 ポイントの白布峠に到着です。カメラをセットして、眼下の桧原湖やまだ明るい夕日の試し撮りをしながら、その時を待ちます。運の悪いことに今になって黒い雲がどんどん出てきます。16時50分、もう少しです。黒い雲がやってきていますが、日は照っています。今か今かと待ちます。もう少しですが、一向に太陽は見えません。雲の隙間の空は赤く焼けてくるもやはり太陽は見えません。日没のポイントに微妙に雲が覆うのでしょうか、邪魔をした雲には腹立たしいですが、あきらめるしかないです。空も赤く燃えていません。引き上げです。まずは、一敗です。

★明日に備えて

 夕食は、美味しい洋食のフルコースでした。夕食後は、裏磐梯の四季、マスターの作品を鑑賞して、一風呂。明日に備えて寝ます。明日の朝は、4時前に起きて、朝日を撮りに行きます。天気予報は、良くないですが、きっと晴れると期待して夢の中のいびきです。

 次は、その2を期待下さい。

 

 

 

<写真>秋薔薇は、大和国登美山鼻高霊山寺に挑む

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秋薔薇に光る露たま

皆様、こんにちは!

 今回10月後半の例会は、秋薔薇に挑戦します。当会としては初めて、奈良県の富雄、霊山寺のバラ庭園まで足をのばしました。途中で1名が逸れるトラブルがありましたが、近鉄富雄駅から6名がタクシーに分乗し無事戦地へ乗り込みました。

大和国登美山鼻高霊山寺

 霊山寺は、「大和国登美山鼻高霊山寺(やまとこく とみやま びこう りょうぜんじ)」と言います。

 ホームページやパンフレットの縁起と沿革によれば、「霊山寺の所在する富雄の里は、古事記では『登美』、日本書紀では『鳥見』の地」らしいです。歴史好きの方はご承知のように、神話に良く出てくる地名ですよね。

 「敏達天皇の頃より、この地方は小野家の領有で、右大臣小野富人(遣隋使・小野妹子の息子と伝わる)は壬申の乱に関与したため、弘文元年(672)官を辞し、登美山に閑居しました。天武12年(684)4月5日より21日間熊野本宮に参籠。この間に薬師如来を感得され、登美山に薬草湯屋を建て、薬師三尊仏を祀って諸人の病を治したのが遠因である。富人は鼻高仙人と称され尊崇された」と云います。古いんですね。しかし決して古びた寺院ではなく、山の上まで広い山内がつながっている立派なお寺でした。

 創建は、「孝謙皇女が病になられた時、聖武天皇の夢枕に鼻高仙人が現れ、湯屋薬師如来を祈念すれば治るとのお告げがあり、すぐに行基菩薩が代参。皇女の病が快癒しました。天平6年(734)聖武天皇行基菩薩に大堂の建立を勅命」されたらしいです。さすが大きいお寺です。

 ホームページによれば、霊山寺の七不思議があって、その1が、「霊山寺はお寺なのに、なぜ鳥居があるのか?」です。なるほど、入ってすぐになぜか鳥居があります。

 その2が、「お寺になぜ薔薇庭園?」です。その3以降はホームページを参照です。

★お寺になぜ薔薇庭園?

  正解は、「第二世界大戦で、シベリアに抑留された当時の住職が、帰国後一番に願ったことは世界平和でした。お寺を訪れる人が花を見て、心の安らぎを感じ、平和の大切さをしってほしいと考えました。庭園は本堂の鬼門(北東)にあり、鬼門にはトゲのある木を植える習わしに倣って薔薇を植えました」です。

 第二次世界大戦終結を記念して作出されたピースという名のバラを中心に1200坪、200種2000株を超える世界各国のバラが咲き集う庭園です。

 バラ園開園時間は8時からで、入山拝観料はバラ園開園中は600円です。園内にはティ・テラスもあります。

 ちなみに、三脚は使用禁止でした。我々は、三脚を受付に預けて入園しました。

 ★今日の狙いと条件

 今日は雨模様で、入園時は幸運にも止んでいましたが、いつ降ってもおかしくない天気です。幸い風はありません。

 広さはそんなに広くなく、お寺に入ってすぐなので、後ろの借景には恵まれていません。広角で景色を活用することはできません。

 平日なので、観客はほとんどなく、空いています。でも途中で、少しですがカメラマニアや団体客も入園してきました。

 花は残念ながら、思ったより密集度は少なく、背丈は低いです。花は下を向いているものもあります。しかも古い花も混じっています。でも、雨後の露たまが見事です。

 こういう時は、何を狙いましょうか?しかし、三脚なしの手持ちです。いくら手ぶれ補正があると言っても、マニュアルフォーカスは難しいです 。オートフォーカスにするにも私のカメラは、焦点ポイントが少ない古いものです。色々制限されます。

 取りあえず、標準24-70で行きます。ISOは高めにしてシャッタースピードを稼いでおきます。途中で望遠も併用しましたが、更にフォーカス合わせは難しくなります。

 撮ってみて後で確認しかないです。さすがマクロはどうしてもフォーカスが甘くなります。こうなると、構図が限られてきます。しかも下から撮る構図が多くなるので、腰が痛くなります。園内をあちこっち2-3周ほど回っても、同じような絵ばかりになります。大きく一輪を撮るか、2-3輪をバランスよく撮るか、前ボケ、後ろボケか、なかなか良い塊の構図もありません。

 そうこうしているうちに、小雨が降ってきました。それでも3時間近く過ぎています。もうさっさと引き上げます。

★きょうのまとめ

 今回は、奈良は富雄の霊山寺のバラに手持ちで挑みました。どしても手持ちでは、フォーカスが甘くなります。帰って拡大して丁寧に確認するとどれもピシッとした感じが出ていません。こういう時もあるので、一度オートフォーカスのメーカ調整に出す必要があるのかも知れません。もっとフォーカス点が多い、最新機種に買い替えたいとも思いますが、「もっと腕を上げてからね」という天の声も聞こえます。これを大胆に打ち消す何か良い対処方法がありますかね。

 今日はここまでです。

 

 

 

 

 

 

<生活>ミュシャと勝海舟と京都探索

皆様、こんにちは!

 久しぶりに、孫の世話で疲れ気味の家内を誘って、京都に出ました。お目当ては、ミュシャ(Alfons Mucha :ムハとも言う)です。

ミュシャの想い出

 ミュシャというのは、アール・ヌーヴォ―の旗手で、華麗な曲線を使うデザインが特徴であるチェコの画家です。パリに留学中、挿絵画家として活動していましたが、有名な舞台女優の劇場ポスターを手掛けて大好評を博し、ポスター作家として有名になったらしいです。その優美で繊細な作風は、後世の画家やアーティストに巨大な影響を与え続けています。

 この度、没後80年ということで、日本の各地で「ミュシャからマンガへー線の魔術    みんなのミュシャ」が開催されており、10月12日からは京都で開催されていることを知り、早速出かけることにしました。

 私がミュシャという名前を知ったのは、2012年の1月、極寒の中、家内と二人で、中欧チェコオーストリアを回った時のことです。プラハの街を電車と徒歩で探索しているときに、「ミュシャ美術館」を見つけ、貼ってあったポスターの印象が極めて強かったので入ることにしました。

 恥ずかしながら、それまで名前は全く知りませんでしたが、家内に聞くと、非常に有名なポスターデザイナーだということでした。そういえば、町の中でこの手の作風をいくつか見ています。

 プラハの街は見所が非常に多くてそちらが忙しく、また当初の予定には入れていなかったので、そんなにじっくり見たわけではないですが、何となく記憶に残っています。

 そういうわけで、今回の折角の機会ですから、京都に出かけることにしました。

★月曜日は祝日

 三条京阪からぶらりぶらりと、烏丸に向かって久しぶりに京都の三条通りの街を歩きました。随分と京都も変わりました。三条通りには、もう昔懐かしい馴染のある建物や店々は殆どなくなっており、寂しい気がします。変わって色々なご飯屋さんがあるようになったとの印象です。この50年間で時代は大きく変わったものです。

 やっと三条高倉の「京都文化博物館」に着きました。しかし、様子がおかしいです。「CLOSED」の表示が出ているではありませんか!

 「えっ、まだ展示が始まったばかりばかりやのに。もう休み?」。そうでした。昨日の月曜日は祝日でした。美術館の休みは月曜日が鉄則ですが、月曜日が祝日の場合は翌日が休みになるというのも常識です。毎日が休みの日々を過ごしていると、そんなことにも気が回りません。家内にも詰られ大失敗です。

 仕方がない、代わって勝海舟没後120年の「霊山歴史館」に行くことにしました。ちょうど「龍馬と勝海舟をめぐる人々」をやっています。

 ★外国人だらけの京都の街

 ちょうどお昼を過ぎたところなので、とりあえず繁華街の方へ出て昼食を取り、それから東山安井へ向かうことにします。

 三条高倉から、南に向かっていくと、京都の台所「錦市場」に出ます。市場の中にも美味しいご飯屋さんがあります。しかしながら、うわさに聞いていましたが、殆ど外国人の方で通りは一杯です。最近は、黒門市場もここも食べ歩きの街と化してと聞いていましたが、ひどいもんです。はっきり言って京都人として嘆かわしいです。

 四条通りに出ても何もないし、持ち歩きの食べ物に当たらないように気を付けてお店を見て回ります。途中で「丹波の黒豆枝豆」を売っていたので買いました。枝豆は「丹波の黒豆」に限ります。

 京極まで突き当り、四条に出ます。しばらく行くと「田ざと」があったので、ここで昼食にします。あんかけそば付きのお弁当にしました。京都のあんかけは久しぶりです。まあ良い値段はします。平日の昼なので、年配のご婦人客が多いですが、隣の席には外人さん四名(家内曰く、どうもフランス語も話してるのでフランス人だそうです)、後ろ側の席には外人さんのアベックです。

 隣から「BENTOU]という声が聞こえたので、弁当は「これ」と教えましたが、見ているとワインに刺身に天婦羅が出てきています。最後まで見ていませんが、きっと「田ざと」なので随分と良い値がすると思います。我々は、海外旅行で、夜でもこんな豪華なディナーはめったに頼みません。京都の街々では、バックパック旅行者を多く見ますが、案外金持ちも来ているのですね。

 歩き疲れたので「四条河原町」からは市バスで行くことにしました。しかし、バス停には外国人の団体が並んでいます。何台か北方面や銀閣寺方面へのバスが来ましたが、乗りません。悪い予感がします。家内はこの団体はきっと清水さへ行くでと予想します。207番が来ましたが、予想通り団体さんが皆んな乗ります。はた迷惑です。我々年寄りは、満員で乗れません。

 仕方がない、歩いて行きます。四条から花見小路を下がります。先日の老舗の火事の後はまだきな臭いです。またここも外人さんで一杯です。勝手に提灯を触ってポーズを取って写真を撮っています。この辺りのマナーの悪さも話題になっていますね。

★維新の道と霊山歴史館あたり

 花見小路を突っ切って、建仁寺前から安井へ向かい、いよいよ魔の坂「維新の道」です。登り切ったところが、幕末維持ミュージアム「霊山歴史館」です。家内がやっとの思いでついてきました。今度のハイキングは山を登るらしく、その訓練です。

  霊山歴史館では、新撰組のハッピがあり写真が撮れます。見学者も殆どいないので、ゆっくり解説ビデオも見て写真も撮ってみました。維新に興味のある方には、絶好の歴史館です。

 この向かいには、「霊山護国神社」があります。龍馬や中岡慎太郎桂小五郎などのお墓があります。お墓には、山上に階段を上る必要があるので行くのはやめました。ここは、維新の志士だけではなく、京都府出身の戦没者もお祀りされています。戦争に行っていた親父も、もし亡くなっていたらお祀りされているところです。もっとも特攻で亡くなっておれば、私は生まれていなかったのですが。神社にお参りしたあと、家内が御朱印を頂きました。ちゃんとした手書きです。

 もう夕方になっています。「維新の道」からは、丁度京都の街が望めます。外国の方もよく知っているのでしょうね。何人かカメラを構えた人がいます。夕日と八坂の塔が重なり絶景です。今日は少し雲が多いです。スマホで撮りましたが、パソコンにどうしてアップするのかわかりませんので、残念ながら本稿には掲載できません。

 高台寺の圓徳院にアメックスのラウンジがあるので、少し休もうと行きました。確か秋の夜間特別拝観中のはずですが、既にもう閉まっています。よく見ると拝観は25日からでした。また確認ミスの失敗です。

  足を引きずりながら、やっとの思いで四条京阪(今は駅名が違うか?)まで行き、有料席に座って帰路に着きました。今日は高くつきました。