旅散人のブログ

旅と写真好きのシニアのプログです。お金の話も得意です。

<写真>夏です!暑いです!ひまわりです!

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南光のヒマワリ

 

皆様、暑いですね!

 今日はこの暑い中、兵庫県佐用町南光のひまわりです。大きなひまわりと真っ青の空に入道雲、山影と真っ黄色のじゅうたんを狙いに行きました。人数は4名です。

佐用町のひまわり

 佐用町は兵庫県の真ん中に位置する田舎町です。姫路から姫新線で、醤油の町・龍野を経て1時間のところにあります。合併前の南光町のひまわりが有名で、今では町を上げて村おこしをやっています。町内6か所で7月から8月始めにかけ、時期をずらして順次開花するように地元の人達で世話をしています。

 ひまわりは何といっても、大きな花と真っ青な空の入道雲との相性が絶妙です。遠くの山と真っ黄色に覆われた絨毯さながらの光景も絵になります。

 今年は、しばらく天候に恵まれなかったので、7月末にずらしました。既にメイン地区は7月28日で町を上げてのひまわり祭りが終わっています。時期的にメインは外れましたが、最後の開花地区を狙っていきました。ここは始めていく地区です。

★夏の撮影準備

 暑さに備え、前夜に、900mℓペットボトルに水を凍らせ、保冷剤も凍らせます。タオルは5本、着替えのTシャツは2枚準備しました。朝には、水一本に加え、家内に携帯の魔法ビンを借り氷を詰めます。塩飴をたっぷり持って行きます。うちわも入れます。

 出発間際まで、服装に迷います。既に朝から汗だくです。迷った挙句半パンにしました。日焼け止め、虫よけ、ムヒも準備します。リュックとショルダーバックはもうパンパンです。

 現地にはお昼に着きます。昼食は、姫路で駅弁を仕入れることにしました。但馬牛めし、タコ飯、アナゴ飯の3大名物から、但馬牛を選びました。前日、歯にかぶせものをしたので、固いものはなかなか顎で噛めません。久しぶりの電車の中での駅弁ですが、イライラしながら噛み、最後は仕方なく飲み込みます。

 姫路駅は長い間の駅前工事が終わり、ホームや駅前の高台からは真正面に世界遺産の真っ白な姫路城の雄姿が見えました。

★現地状況と撮影

 播磨徳久駅につくと、タクシーが丁度一台ありました。運ちゃんは暇なのか寝ています。窓を叩いて起こします。運ちゃん曰く「もう遅いで、今年は咲きが悪いわ!」「えっー」。最初に行こうとした「西下野」地区は良くない、まだ「漆野(本村?)」地区がましだというので、そちらに変更です。

 タクシーを降りると、テントに村人さん達がいて、200円取られます。「まむし、注意!自己責任で」「トイレはありません」の表示です。見回しても自動販売機もありません。

 メイン会場に比べると1/3以下で狭いですが、それでも川沿いに4-5面の畑を占めます。花は少し小さいです。咲き具合は少し早く、密集まではしていません。背丈に低い高いがあります。畑の向こう側には電柱や民家があります。来年は電柱が見えないところの高台も開拓する予定とのことです。

 空はややどんより気味で、冴えません。雲もいいのがありません。そのうちに変わることを期待します。

 まずは、様子を探るため一番奥の方まで行きますが、山側を撮るには、花が反対向いています。花が山に正面になる角度を見つけても、他の花があっち向いています。これは致命的です。最適な被写体探しは難しそうです。

 それでもめげず、まずは超広角で畑の周りを歩き回り、悠々とした広さを狙います。なかなか良い絵がないです。特に絨毯のように映る角度が見つかりません。予備機には望遠をセットします。こちらでは面白い並びと前ボケを狙います。

 超広角は余計なものが入りすぎます。ひまわりに近づき天を仰ぎますが、青さももう一つで、良い位置での良雲もないです。超広角にはPLを付けていません。いつも付け替えるのが面倒なのでもう1枚買わなければと思いますが、この暑さでは付け替えの機動力が失われます。これはやはり失敗です。またヒマワリに近づいての空撮影では大きな明暗差や逆光気味のもあります。露出補正値を変えても撮っていますが、帰ってみるとやはり大きな明暗差の修正は難しいです。ストロボかハーフNDを使ったら良かったかもしれません。来年のため記録しておきます。

 超広角をあきらめ、標準の24-70㎜に変え、兎も角、上を向いたひまわりと青空、白い良型の雲を探します。少し高い道の上に登り黄色い絨毯も探します。汗だくの中、汗を拭き拭き、メガネを拭き拭き、塩飴をなめ、水を飲み、一気に疲れていきます。イメージ通りの絵にはなかなか巡り合えません。

 人も多くなってきました。この暑い中、アベックや若いおんな子は元気です。騒いだ後、さっさと去っていきます。我々は、兎も角一旦テントの中で一休みです。まだ900mmペットの氷や魔法瓶の氷は残っています。正解です。T氏の秘密兵器は、もむと冷たくなるらしいタオルとアルコールのきついペーパタオルとヘラブナ用の頭傘です。

 3時には引き上げることにして、再度イメージ通りになりそうな被写体を狙い、歩き巡りました。もうマクロへの切り替えは諦めました。気力がないです。

 しかしまだ3時にならないのに、みんな引き上げはじめスタート地点のテントへ向かいます。天を仰ぎながら汗を拭き拭き、最後のシャッタを切ります。引き上げようとするとメガネがないことに気が付きました。汗を拭いてるときに外れた様です。急いで戻り探します。ありました。草の上に落ちています。よかった。

 タクシーを呼んで、駅まで戻ります。列車が1時間半以上ありません。ちょうど3時台は全く列車がない時です。ともかく、着替えます。絞り水が出てくるほどびしゃびしゃです。パンツと半パンも背中側がビショビショですが、こちらは着替えがないです。自動販売機で冷たいものを補充します。トイレは行っても出ません、全て汗に代わってます。しかし待ってる間、時折吹く風がなんともさわやかです。

 冷房の電車の中では濡れた背中は冷たく、また着替えてないK氏などは寒く震え気味でしたが、全員無事、熱中症にもならず生還しました。

★最後に

 今日は、ディープインパクトの冥福を祈りながら、炎天下のヒマワリを狙いました。青と白と黄色のコントラスト、緑の背景に広がる黄色い絨毯とも、気に入るものが取れませんでした。来年は、もっとももっと入念な準備をして、良い時期をぴったり当て、再挑戦をしたいものです。

 今日はここまでです。さて、名馬の思い出にひたりながら一杯でもやりますか!