旅散人のブログ

旅と写真好きのシニアのプログです。お金の話も得意です。

<写真>大阪市立大付属植物園の下見に行きました。ササユリが見頃で、珍しいヒスイランが咲いていました。

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今日の一枚:ササユリ




皆様、こんにちは!

 先日、散歩と野草のことを書きました。いざ実践してみると花の名前を探すのが非常に難しいことに気が付きました。インターネットで見ても、よく似た花があり、名前の特定にはなかなか至りません。気長にやります。

<生活>また散歩を始めました。野花を見、「気づく楽しさ」に気づく嬉しさかな、今日のこの頃です。 - 旅散人のブログ

 今日は、家内を誘って、思い付きで、「大阪市立大学理学部附属植物園」に行きました。大阪市立ですが、大阪府の交野市(かたの)にあります。植物園なので、花の名前が書いてあるだろうというのが、単純な動機です。

大阪市立大理学部附属植物園とは

 大阪市立大学の研究施設として1950年に設立され、特に森林(樹林)で有名です。日本各地を代表する11種類が造成されています。交野市の山麓にあります。昨年の台風で、多くの大木が倒れ大被害を受けました。絶滅危惧種植物の収集・保全にも取り組んでおり、環境省から「認定希少種保全植物園」にも認定されているそうです。

 森林ばかりかなと思ってましたが、花木園や水生植物などもあります。研究施設なので、それぞれの株数は少ないですが種類は多くあります。

 入場料は350円、65歳以上の大阪市と交野市民は無料です。大阪市大阪府が一緒になれば無料なのに残念です。1年間の無料パスが1,000円であったので購入しました。写真入りのパスポートをくれました。

 開園時間は9:30~16:30、月曜日は休みです。

 駐車場は、内部にあり500円です。30台以上のスペースがあり、係の人に聞くと、桜と紅葉のシーズン以外は、まあ止められるとのことです。京阪私市駅からも歩いて行けます。詳しくは下記をご覧ください。

公立大学法人 大阪市立大学 理学部附属植物園

★園内の様子

 今日の目的は、家内も一緒なので、花の写真を撮るよりも、我々の写真クラブの撮影にふさわしい場所かどうか見極めることが、第一です。従い、カメラ1台です。レンズは念のため、標準ズームに加え、望遠とマクロをリョックに放り込みました。三脚は無しの軽装です。

 来園者はお年寄り夫婦やおばさん達のグループが、ちらほらとある程度です。写真以外に写生の方もおられます。入り口で挨拶をした方は、グループで写生に来ておられました。年に何回か来るそうです。

 子供たちが遠足に来ていました。先生から、これから自由時間ですが先生から見えるところから離れないようにと注意を受けていました。植物のお勉強です。

 園の奥の方、全体の3分の1以上は、いまだに立ち入り禁止区域です。途中でものすごい太いユリノキが根元から倒れていました。40m級の大木だそうです。その他にも至る所で、大木が根元から倒れています。いまだに土を含んだ大きな根っこが上をむいてるのは悲惨です。改めて大変な台風だったなと思い出します。

 登り道が時々あるので少し厳しいですが、森林の中の道に入ると、蔭になり気持ちが良いです。森林浴の気分にもなります。しかし今日は暑く、日差しも強く、写真には相応しくない天気でした。

 普通の靴を履いていたため、時々坂道で滑るのかと思いましたが、落ち葉の上でその落ち葉で滑るのです。靴のせいではないです。年寄りはこけると危ないので、特に注意が必要です。腰を落として進みます。

 花の株数は少ないのですが、近くまで寄れるので、マクロ撮影には適しています。アップで目いっぱい大きな花びらが取れます。三脚は使えると思います。

 高い木の上や水生植物で近寄りにくいものなどは、望遠が必要です。後ろに林がある場所などは、広角で撮るのが良いと思います。

 まあ風景よりも、マクロ撮影ですかな?メンバーに聞くことにします。

 花や花の木だけでなく、形の良い大木が多くあります。絵になります。写生の場所なども見晴らしがよいです。

 もうシーズンが過ぎましたが、林の中のカタクリなども面白そうです。

★撮影のトピックス

 まず、珍しいヒスイランが咲いているらしいので、行きました。ほんとヒスイ色の花です。石になれば高いでしょうね。

 推奨コースに従って歩いて行くと、花木園があります。散歩で見て二人とも名前が分らなかったブラシの様な花が咲いています。写真を撮っている方に聞くと「ボトルブラシ」と教えていただきました。二人で「なるほど!」とうなづき合いました。前に回り込むと「ホソバブラシノキ」とあります。これが正式名なのでしょう。

 奥へ行くとアジサイがそろそろ色づいています。株数は少ないですが、多くの種類があります。ひとつずつ名前が書いてあります。覚えきれません。アジサイに限らずこれというのは名札を写真に収めています。

 大きな木のタイサンボクがありました。白い大きな花が咲いています。手元にも咲いていますが、上の方にも咲いています。家内は離れたところから見ていたので、高い木の一番上の方に群がって咲いているのを教えてくれました。離れて観察するのも重要です。

 ササユリが見頃ということで、上の方まで登りました。残念なことに、群草ではなくぽつりぽつりと数本が単独で威張って咲いています。

 しばらく森林浴をして、子供たちが休んでいた広場まで戻ると、大きなメタセコイヤの木があり、その根元にはフユボダイジュがあります。

 水生植物のところへ行くと、水辺の草や花が水槽に植えられ、あたかも展示されているようです。ちょうど花菖蒲が咲いています。ここも株数は少ないですがいくつかの種類がありました。スイレンは少し早いですが、非常に多くの種類があります。ハスはまだまだ蕾です。

 12時になりましたので、そろそろ引き上げます。なお、園内には食堂がありません。お弁当が似合う場所です。

★まとめ

 今日は夫婦でのデートを兼ね、思いつきで、大阪市立大植物園に行きました。写真クラブで行くのに相応しいところかどうか下見しました。まあ満足です。この前の台風で大きな痛手を負っています。復旧に何十年もかかるようですが、なるべく早く整備されるよう望みます。

 今日はここまでです。