旅散人のブログ

旅と写真好きのシニアのプログです。お金の話も得意です。

<生活>なんとも情けない年金決定通書、もう少し庶民にも分るように書けないものか!

皆様、こんにちは!

 サニブラウンの興奮を引きずって居酒屋から帰ってみると、「年金決定通知書」が送られていました。法律違反かも知れないですが、前から家内には一応内諾を得ているので早速内容を確認しました。

 まあ、開けてビックリです。「今後あなたにお支払いする年金額は左の太ワクの金額になります」と、厚生年金と国民年金の合計額が書いてあります。が、その内容が妥当かどうか確認するのに一苦労しました。細かい内訳がないんです。

 これでは、一般の人・家内にはとてもとても理解できないです。将来、私が死んで遺族厚生年金に変わるときはどうなるのでしょうか?あなたは、こうこういう計算で、これだけ貰える、手続きはこうだ、おかしかったら問合せしなさいと遺言を書いておく必要があると思いました。

 ほんと役所仕事は情けない。だんだん腹が立ってきたので、夜も遅いですがぼやきます。個人情報にはあまり触れないように一部一般的に書きますのでご容赦。

★厚生年金分の記載

 家内は、結婚前少しだけ会社勤めでした。従い、雀の涙ぐらいあります。蛇足ですが、この年代は特例として60代前半に報酬比例部分相当の老齢厚生年金が貰えます。この特例は60歳から64歳まで開始がずれていき男性はもうすぐ終わり、女性はその後5年遅れで終わります。

 家内は今年からは、特例でなく正式に厚生老齢年金として貰うわけです。計算根拠ぐらいは示してほしいです。月数と平均標準報酬月額(新しい仕組みでは名前が変わっています)は、書いてあります。裏を見ると結果も書いてあります。しかし、計算根拠は書いていません。これまでの年金便りを見ると、加入月数や過去の支払金額などもわかるのですが、計算式は分らないと思います。

 過去に加入月数の妥当性を確認し、自分で計算していますので、今回はまあまあ妥当額だったのですが、不親切です。皆さんも加入月数だけはいつも確認しましょう。

 ここではふれませんが、厚生年金にも色々な加算金があるので、漏れていないかの確認も非常に重要です。過去の例もあるので、お上はまだ信じてはならないと思います。自分で確認するのが大切です。

国民年金の記載

 国民年金の加入期間は、第1号期間、2号期間、3号期間に分けて月数が書いてあります。しかし、月数合計は自分で計算しないとわかりません。計算を間違えないように合計してください。不親切です。免除期間の欄もあります。家内には免除期間がないので記入なしなのですが、免除期間がある時は、根拠となる月数計算はややこしいです。計算根拠の月数合計がないので、合っているかどうかもわかりにくいでしょう。

 第3号期間は、専業主婦だった期間のうち3号と言う制度が出来てからの期間です。勘違いしている方もいますが、決して3号期間が保険金を全く払っていない期間ではないです。単身者も含めてサラリーマン全体で負担してもらっている感じです。単身のサラリーマンの方には申し訳ないですが、彼ら彼女らにも計算上一部負担頂いたということです。昔の情勢に合わせて政府が考えた施策です。歪もありますが、今話題になっているように、女性間を引き裂く争いにならないように冷静に今後考えていって欲しいです。

 第2号期間は、サラリーマンだった時の期間です。国民年金分も自分で一緒に払っている計算です。

 第1号期間は、少しややこしくて、この世代は最初専業主婦は任意期間でした。新婚時代から生活も苦しいので入っていません。政府からの広報はないのですが、25年以上加入してないと年金が出ないという縛りがあるのを知っていたので、家内が35歳になる前に無理をして払い込みを開始しました。2年程たつと、上記の3号制度が出来ました。住宅ローンとこれから教育費が嵩張る頃で、はっきり言って助かりました。

 私が60歳になると厚生年金を脱退です。家内の国民年金分は強制加入です。家内が60歳になると強制加入は終わりますが、如何にも給付金が少ないです。私が死んだらどうなるんやろうと思うと、頑張って任意加入するしかないです。年払い、2年払いすると安くなります。税金の社会保険控除もあります。

 こうして、苦しい中、40-50%以上は自分で直接国民年金を払ってきました。残りはサラリーマン全体で払ってもらったということです(税金や企業負担分は除く)。みんな団塊の世代は、それなりに苦労してきました。

 国民年金の月数が分ったところで、計算してみると裏に記載されている基本となる年金額と合いません。何回か計算しましたが腑に落ちません。しかし、よく見ると付加年金額の欄がないのです。どうも基本年金額の中に合算されて記載されているようです。

 書類には何の説明もありません。この辺りになるとさすがに頭にきてしまいます。何と不親切なことか!タダでさえわかりにくいのに、もう欠陥書類としか言えないと思います。

 ★付加年金

 最初は、付加年金の漏れかと思いました。年金事務所にどなりに行く必要があるのかと思いました。よくよく見るとどうも、合算されている数字のようなのです。正確なことは分りません。一応カッコ書きで付加年金の月数は書いてあります。心当たりの数字と大差はないです。正確な数字は不明です。昔の領収書を探して確認するしかないです。探すのに時間がかかるので、一応良しとしました。

 付加年金と言うのは、月400円、年にして4800円を払い込むと、65歳になってから、月200円、年2400円、年金が増額される制度です。10年で48000円払い込むと、生涯、年24000円増額されます。微々たる金額かもしれませんが、年金の少ないものにとっては助かります。2年たてば元もとれます。

  これを付け忘れられると大変です。一瞬青くなったのも理解いただけると思います。

★加給年金 

 

 最後に加給年金です。いわゆる振替加算と呼ばれるものです。この世代の女性の年金制度の不備を補うもので、生年月日によって異なりますが、いくらかの加給があります。昭和41年度以降の方は残念ながらありません。

 しかしながら、私の40万円近くあった加給年金は全くなくなります。世帯としては大損ですが仕方がありません。漏れがないようにだけ丹念に確認する必要があります。

 だが、その一覧表は添付されていませんので、全くいくらもらえるのかわかりません。これも欠陥です。家内の場合は、まあ妥当な金額だったので一安心です。

 

 付加年金とか、振替加算とか、加給年金額とかは、一切年金便りにも記載されません。全くの闇の中です。この辺は是非、改めないと益々信用を無くすと思います。役人さん、しっかりして下さいよ。政治家はなぜ動かないのかな!

★まとめ

 シニアの年金決定通知書について、実例に近い形で書きました。最近パソコンの調子が悪く、途中で消えてしまったので、今までかかりました。折角書いた内容を忘れないように復元しながら書きました。

 まあ、兎も角、内容が全く分からないといって良いような書類です。明日帰ってきた家内に説明するにも大変です。まあ理解はできないと思います。

 こんなので良いのでしょうか?もう少し、あなたの場合はこうなりますという記載があっても良いのではないでしょうか?

 今日は眠いのでこれまでです。誤字脱字は追って修正します。また消えると大変なので投稿です。