旅散人のブログ

旅と写真好きのシニアのプログです。お金の話も得意です。

<写真>7月の最初の撮影会のお題は、奈良は藤原京の蓮 

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畝傍山を望む藤原京跡の蓮


皆様、こんにちは!久しぶりです。

 今日は、7月の撮影会の報告です。放送大の科目試験準備としばらくぶりの仕事で一週間ほどブログは休みました。しかし残念ながら試験は、これまでの中でも一番難しくて散々な結果でした。気を取り直して、また後期は新しい科目で挑戦します。

 今月の撮影会は、台風の影響が心配されるなか、絶好の小雨条件で、藤原京の蓮に挑戦しました。早朝から、雨の中を雨天フル装備で出発しました。

藤原京跡とハス

 藤原京は名前の通り、飛鳥時代持統天皇の時に、中国の都城制を模して造られた日本で初めての本格的な都です。東西5.2㎞、南北4.8㎞あったと言います。話が飛びますが、中国の都と根本的に違うところは、日本の都には城壁がないということです。これは世界的にも珍しいことです。今は跡地は、単なるだだっ広い野原が残っているだけですが、季節毎に色々な花が植えられています。春は菜の花、夏はハス、秋はコスモスなどです。また、万葉集でも有名な大和三山の真ん中にあり、西に畝傍山、北に耳成山、東に天香久山が望めます。しかし周辺遠くに民家が見えるのでせっかくのいにしえの趣が興ざめです。

 さて、ハスは、眺めていると清々しい気持ちになるので極楽浄土に咲く花と言われており、花言葉も「清らかな心」などらしいです。また、なんと1億4000万年前から生息するとも言われています。夏に水上に花茎をのばし、紅、淡紅、白などの色で、花托がハチの巣に似ている花です。何となく仏様のせいですか、日本人の心に響く花です。

★今日のコンディションと撮影状況

 近鉄大和八木駅に着いた時には、丁度雨がやんでいます。藤原京跡には、休む所がないので、まずはトイレに行きます。朝早かったので、傘をさしたまま立って摘まめるものをコンビニで仕入れて、2台のタクシーに分乗します。

 ほんの15分程度で、近くの駐車場まで行ったところで下車、少し雨が降ってきます。水浸しになっている草むらを歩いて蓮池まで移動、途中ではほんの少しですが、もうコスモスが咲き始めています。

 今日の蓮は、花も蕾もありで、ちょうど撮り頃ではありますが、花の本数が少し少ない気がします。3つほどのエリアに分かれていますが、どこも、池の端に近いところには、花がありません。雨はちょうど好い加減で、時々は強めに、たまには降りやむ感じです。少し風があり、背の高い花は風で揺れていることがあります。

 ちょうど着いた時、遠くの山々にはもやが立ち込め、絶好の雰囲気でしたが、カメラを準備している間に消えていきます。まあ、また出てきたときを狙いますかな。

 まずは、標準の24-70mmをセットして、折角の藤原京の風情を入れたショットを狙うことにします。合わせて、雨でレンズ交換も面倒なため、APS-C予備機には70-200(APS換算320)㎜の望遠をセットしておきました。花が池の岸から遠いので、マクロでは良い被写体を見つけるのが難しそうなため望遠にしました。予備のシューを買ったので、三脚の取り付け交換が便利になりました。これは良かったです。

 しかしながら、帰ってから気が付いたのですが、予備機の画像サイズの設定が間違っていました。通常はRAW画像で取っていますが、JPEGになっていました。このため、あとでの微妙な画像の編集が効きません。望遠でもきちっと焦点を合わせて撮るのが、今回のテーマだったので、モニターで拡大しての焦点合わせに気がとられて、モニターの画像マークに気が付かないとは迂闊でした。今日の反省点その1です。

 でも、肝心の焦点は、撮影後の拡大確認でも、帰ってからのPC上での確認でもピシッとあっています。気持ちが良いです。やはり、時間と手間をかけてでも焦点は合わせるのが肝要です。F値もいくつか違うものを試しました。焦点ポイントもいくつか変えたもの撮りました。同じ構図でもどれがいいのか、選ぶ楽しみも出てきます。このあたりは成長のあとと自分でも満足です。自ずと枚数は少なくなるので、被写体探しと構図取りにも慎重になります。

 標準ズームは、後ろに山を入れること、広角で花を強調した構図など試しましたが、畝傍山を入れるのは苦労しました。花をなるべく多く入れながら、遠くの住宅を消して、しかも段々人が多くなってくるのでそれも避けるため、どうしても中腰になります。この恰好は、年で苦しいのですが、どうしょうもないです。時々は、途中で適当にあきらめました。また雨の中、メガネは曇るし、雨は着くし、モニターが見えにくくなります。

 一時間半程撮って、小休憩、サンドイッチを頬張ります。雨も殆ど小雨です。後半は標準ズームをマクロに変えて、良い花を探します。中々手元に近い被写体は見つかりません。前ボケも探しますが、いいのがないです。良い角度で撮るには、姿勢もしんどいです。ハスの葉の上の雨粒を入れた被写体も狙いますが、どう撮ればよいか、なかなか難しいです。今後の研究課題です。

 今日の反省は、三脚撮影は、色々な姿勢を取る必要がある上、焦点を合わせるのに時間がかかる、このため、中腰で腰が痛い、同じ姿勢が続かないなど、肉体的に制限があることです。まあやむを得ないのですが、良い対策を考えたいと思います。

 そうこうしているうちに、人も多くなり、雨も少し強くなってきたので、昼前には引き上げます。タクシーを呼ぶ駐車場まで、水浸しの草の中を進み、小溝を何回か飛び越えと難所続きです。合羽上着を着たままなので、もう汗だくになりました。タクシーを待つ間、上着とオーバズボンを脱ぎ捨てやれやれです。

★まとめ

 今回は、藤原京のハスを狙いました。カメラの条件セットは十分確認することが反省点です。また、ベテランの方には当たり前かもしれませんが、同じ被写体でもいろいろ条件を変えて撮ることが肝要であることも実感しました。それも楽しみの一つです。一方、色々な姿勢が必要なことに対する肉体的な衰えをどうするかが厄介な課題です。

今日はここまでです。次回は暑い中でのヒマワリです。