旅散人のブログ

旅と写真好きのシニアのプログです。お金の話も得意です。

<生活>終活の準備にかかる手間と忘れていた銀行印

皆様、こんにちは!

今日は、最近あった取り留めのない話で恐縮です。

★そろそろ終活の準備を始めるかな?

 まだ平均余命が15年ほどありますが、そろそろ終活を始める年頃になってきました。以前エンディング・ノートと言うものを葬儀屋さんや金融機関みたいなところから頂いた記憶がありますが、まだ中身はさっぱり埋まっていません。

 それでも、なけなしのお金や財産に関しては、妻や子供に記録を残すというよりも、むしろ今後しばらく老後を生きて行くための検討手段として、ある程度の整理はしているつもりです。しかし、遺言や、お葬式・お墓・連絡先、ましてや自叙伝なんてものは、なにも準備はしていません。

 また古い想い出の品々に関しても、家内からはそれとなく断捨離の圧力が掛かっている気がしますが、むしろこれらよりも、明らかに不要物だと思えるものの断捨離の方がはるかに優先事項です。

 まあ、2-3年以内には、家族に迷惑や煩わしさをかけないようにはしていきたいと思います。そのための準備として、近頃は暇にまかせて、クレジットカードと各種保険と銀行等金融口座の断捨離から順次進めています。

★保険の解約の留意点

 まず各種保険の整理です。70年も生きていると無駄な、しかも重複した保険が散乱しています。60歳や65歳、70歳などの節目に整理する必要があります。

 ちょうど家内の掛け捨て共済保険の更新案内が来ました。前から更新時には解約すると決めていたものです。早速、解約手続きをしようとしましたが、ちょっと待って下さい。65歳で大きく契約内容が変わるのにというのに、そのままでは自動更新されるというのです。追加・変更がある場合は、添付されている「加入タイプ追加・変更申込書」に記載して送付下さいとの案内です。確かに長年ほったらかしで自動更新してきた身にとっては便利です。しかしながら、このような大きな節目で、契約内容が大きく変わるにもかかわらず、この案内では解約選択のすべがないのです。無知でした。

 結局、更新手続き窓口に電話して聞くと、解約には違う番号にかけ直してくださいとのことです。電話し直します。電話案内では、解約書類を送るので、記入して送り直して下さいとのこと。このインターネット時代にネットでは解約できません。しかも、満期日から1か月以上も前に手続きを完了しないと、一旦自動更新され1か月分の保険料が発生するかもしれないという注意がありました。郵送には時間がかかります。即日に解約することができません。案外面倒で手間のかかる作業です。

 保険会社によって異なるとは思いますが、以下のようなこともあるので、気を付けて早め早めに整理していきましょう。

①一旦加入すると、その後の案内は自動更新か、追加・変更案内しか来ない。

②解約手続きは全く、別の手段で、しかも書類のやり取りで行う必要がある。

③このため即日解約は出来なく、手続きが遅れると次月保険料が掛かることがある。

★銀行引落し先の変更手続きの留意点

 最近は、多くの場合クレジットカードでの引落しができるようになり、カードのポイントも付くようになっています。しかし、依然として銀行引落しかできない取引もあります。

 私の場合、何十年も前からある銀行からの引落としになっている保険が2件ありました。この銀行は自宅から遠いこともあり長い間、これらの引落とし以外には利用していません。しかし振込料を節約するため、ついでのある時に、年に2回ほど入金に行く必要があります。更に万一残高不足にならないよう、少額の定期預金を継続しています。利子はほぼ付きません。全く無駄な口座です。

 この際、引落し2件のうち1件をやめるので、この口座を解約することにしました。長年生きてきて余りにも多くなった金融口座は、何かと煩雑で、無駄なので、終活に先立ち順次整理していくことを前から決めていました。しかし解約には前手順があり、また多くの手間と作業時間が掛かりますので、計画的にやっていく必要があります。

 まず解約前に、残る1件の振込を違う口座に変更する必要があります。早速、インターネットで口座変更を行おうとしましたが、すべがわかりません。問い合わせの電話をしました。やっぱり振込口座の変更届を書類により提出する必要があるとのことです。またまた、時間が掛かります。そうはいっても仕方がないので、郵送を頼みました。

 いろいろ注意点を教えていただくのですが、その中で新しい口座の銀行印を押して下さいとのこと。えっ?銀行印?セキュリティのため、若い頃からいくつか銀行印を使い分けていましたが、該当する銀行はどの印かわかりません。適当ではだめだそうです。確認をして、必ず正しいものを押印してくださいとのことです。困りました。迂闊でした。銀行印のことなんかすっかり忘れていました。

 この口座は、結婚した当時作ったものです。今の銀行名とは、2世代以上も前の違う名前の銀行名の通帳なんてあるはずがないですよね。通帳に副印を押さない時代に、なんで銀行印が必要なのか理不尽に思いながらも届出書類の送付を依頼しました。

 さあ、大変です。銀行へ行けば、何とか正しい届出印が分かるか、少なくとも新しい印に変更はできるのでしょう。ともかく家内に言って、40年も前の手帳を探しまわりました。家内もえらいものですね、ありました。結婚当時の給与明細と共にです。

 いまだに銀行振込のみを要求される取引があります。この時、銀行振込先を変えるにも、色々苦労します。特に銀行印はいまだに絶対的存在です。今後の終活作業に備え、まずは銀行印の確認をしておくことが必須となります。これが今日の教訓です。

★クレジットカードの整理

  もう一つの終活前の準備は、クレジットカードの整理です。この年になるといろいろ誘惑があって、自分でも分けが分からないほど、クレジットカードが散乱しています。1回使ったのみのもの、期限が切れているもの、知らない間に年会費が引かれているものなどもあります。まずは、もう使う気がないものや、年会費が必要で役に立たないものは、さっさと解約しましょう。そのまま置いておくと、何らかのセキュリティ漏れで不正利用されることにもつながります。最終的に家族が解約しやすいように、生きている間に最小限に整理しておくことが肝要です。 

 今回は、まず余り使っていない海外航空会社のカードを、年会費が発生する前に解約することにしました。これもネットでは解約できないようで、電話しました。この会社の場合は、オペレータが出てこなく、口頭で解約ができないので厄介です。

 案内に従って、番号を入れていく方式です。長いことかかって、いろいろな数字を何回も入れて、やっと解約が受け付けられました。やれやれほっとしました。

 電話の音声案内に従い、多くの数字データをなれないスマホのキーで入れるのは、ほんと重労働です。前もって準備をしておかないと、老人にはとても大変です。何とか解約をさせるまいとしてのいるか?と、やっかみ半分にもなります。

 こんな作業を、あと何回かやらねばと思うと、暗くなります。年が行くほど難しくなるので、今のうちに急がねばと痛感した一日でした。暇を見て整理をしていきます。

★最後に

 今日は、終活前に準備しておかねばならないと思いつき、近頃に経験したことを、いくつか取り留めもなく述べました。日頃やったことがない作業なので、無知であったり、戸惑ったり、案外と手間がかかったり、と厄介なことばかりだと気が付きました。

 やはり、終活の準備は、まだ理解力と行動力があるうちに、進めていく必要があると痛感した次第です。

 皆様も古希を迎えたら、そろそろ急がれたらいかがでしょうか?今日はここまでです。