旅散人のブログ

旅と写真好きのシニアのプログです。お金の話も得意です。

<写真>秋空にコスモスを狙う、藤原京

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耳成山を望むコスモスの群生

皆様、こんにちは!

 ようやく朝夕が肌寒くなり秋の訪れです。10月例会の最初は、いつもの藤原京まで、コスモスを狙いに行きました。大型台風が来る直前の駆け込みです。背の高いコスモスが台風の風で倒れてしまったら大変です。

★コスモスのミニ知識

 コスモスは漢字で「秋桜」と書き、英語で「COSMOS」と言います。あるホームページよると、スペイン人がメキシコから持ち帰ったことが始まりで、美しいという意味のギリシャ語「kosmos」に由来するそうです。またこのことから、星がきれいに美しくそろう宇宙のことを「cosmos」と呼び、花びらが整然と並ぶこの花も「cosmos」と呼ぶようになったと言われています。

 日本には、明治12年に渡来したようで「秋に咲く桜のような花」という意味で「アキザクラ(秋桜)」というらしいです。秋桜とは書きますが、開花時期は6月からのものもあり夏にも花を咲かせます。日本で自生しやすいようで、道端でも見る馴染みの花です。葉は線のように細く、繊細に見えますが、台風で倒れてもまた立ち上がって根を付けるような強い花です。

 コスモスと言えば、ピンクですが、実はいろいろな種類があるそうで、色も千差万別です。白、赤、黄色、からチョコレート色や混色も藤原京にはありました。また、中には八重咲きのものも見つけて驚きました。

 花言葉は、「調和」「乙女の純真」だそうです。色別では、ピンクは「乙女の純潔」、白は「優美」「美麗」、赤は「乙女の愛情」、黄色は「野生の美しさ」、茶色は「恋の終わり」だそうです。皆さんのイメージは合いますか?

★今日の狙いは

 コスモスと言えば、ピンクの花と青い空です。第一の狙いはこれですね。青い空に形良い白い雲がうまく見つかるかどうかが勝負です。当然PLと反射板は準備して構えて行きます。

 次に、様々な色が群生しているので、この花のじゅうたんをどのように表現するかのチャレンジも楽しみです。超広角を使いこなす腕は上がったかな?

 あとは、その乙女のような美しさを、明るい幻想の中でどのようにイメージするかに挑戦してみましょう。望遠が良いか、マクロが良いか?現場を見ます。

 あとは風がありそうなので、風に舞うコスモスも撮りたいですね。

 まあ、あまり欲張らず一つでも満足いく作品があればラッキーですが、、、、。果たしてどうなるか!

★まずは青空と太陽と透かし狙い

 7時過ぎに現地に到着すると、既に数人のマニアたちが先陣についています。手前(西側)の数枚の畑は、まだ背丈も低く疎らです。藤原京は長く楽しめるように先咲きと後咲き畑があります。西側は無視して、東側奥へ行きます。この辺りはちょうど満開で、無数の花が群生しています。更に奥には、3面ほど大きな満開畑があります。

 多くの先陣のマニアたちは、最も手前第一の面の西側で、東の天の香久山方面から上がってくる太陽を正面に、逆光に透き通る花びらを狙っています。残念ながら、雲はなく、空は白っぽくて冴えません。しかしながら丁度、この第一の面の西側の面は段になっており、空と花が狙いやすい姿勢で位置取りができます。座って上を向くのはしんどいので、まずはここから始めることにしました。

 標準ズームをセットして、予備に超広角をバッグに入れます。ここで新兵器のレンズホルダーが役に立ちます。首からかけるのが重いので、ホルダーひもをショルダーバッグにかけ、入れておくことにしました。これでもレンズの交換は楽になります。

 空は一応は青いのですが、まだ冴えない色です。空を向く形良い花も中々見つからず、苦戦します。遠くの山狙い、透かし花狙い、太陽の光芒狙い、ピンクと青のコントラスト狙いを試みるがもう一つです。段々暑くなってきます。

★花のじゅうたん狙い

 西側から南側に移ります。ここは比較的低い花が広がった景色です。腰をかがめて低い位置から、花のじゅうたんを狙います。近くに良い形の花が見つからないです。従って、広角で美しい花に近づいて、その後ろに絨毯が広がるイメージができません。またどうしても絨毯が斑になります。色々探し回りますが、これと言う光景がうまく切ろ取れません。歩いては、しゃがんで、レンズを覗きます。

 遠くには、耳成山が見えます。これを借景にシャッターを切ります。まだ、良い雲が出てきません。しかし空は青くなってきました。益々暑くなってきます。畑が広いので第1面をぐるーっと回るだけでも疲れます。低い姿勢も疲れの元です。

 東側からは、畝傍山が見えるのですが、民家が邪魔になり良い構図が取れません。ここからは、望遠で前ボケを狙います。美しい花と合わせての良い位置の前ボケを見つけるのはなかなか苦労します。太陽が高くなってきて、段々テカテカになってきました。

 北側に回り込んで、一周です。ここで、ベンチに戻り一休みです。

★最後のあがき

 一休み後は、マクロを取り出し、疎らな畑で幻想的な花びらを狙いますが、これといった被写体が見つかりません。大分探し回りましたが、響くものが見つかりません。適当なところであきらめ、昼食です。

 最後のあがきで、青い空と雲を求めて第-面の畑に戻ります。講師のO先生の写真を見せてもらい参考にします。さすが綺麗に撮っています。いつもこんな構図がなぜできないのかと思います。一応この絵を頭に入れて探します。

 少し白い雲が出てきました。絨毯にも再挑戦です。帰ってから、撮ったものを確認しましたが、イメージからは遠いものばかりです。また、例会でO先生や仲間の写真を見て勉強です。

 昼前になると風が出てきました。スローで撮ろうかなと思いましたが、動かないものを探すものの、思いつきません。この場合は、何を標準にフォーカスを固定して撮れば風になびく姿が取れるのでしょうか?急には思いつかなかったので、今後の宿題としてあきらめ、この辺で帰路に着きました。

 今日はここまでです。