<写真>令和元年の撮り納めは、京都植物園の雪中花と待雪草
皆様、こんにちは!
今年もいよいよ終わりになります。今年の写真の撮り納めは、手身近な京都植物園になりました。お題は、ツバキです。
★冬に咲く花
冬に咲く花はあまりありません。秋が終わると撮影場所にも一苦労します。いっそのこと雪が降れば素晴らしいのですが、最近は雪もあまり降りません。
しかし冬のひとときに、寒さにも負けず咲く花があります。よく知られている(私が分かる)のは、椿、さざんか、水仙、福寿草、スノードロップ(待雪草)、蝋梅(ロウバイ)などでしょうか?
これらは、雪の中でも咲く花です。インターネットなどで雪中花として検索するとスイセンが出てきます。しかし、京都植物園では、ツバキが雪中花です。京都植物園の「週刊見頃情報2019.12.20 343号」では、雪中花(ツバキ園)に見頃印★がついてスケッチ図が出ています。
★ツバキ園
寒い中、開園直前に京都植物園に到着しました。雪は降っても積もってもいません。まず、狙いのツバキ園に行くと、もう散りかけたものと、まだまだ蕾のものがあります。京都植物園には多くの種類がありますが、主流は2月からかもしれません。さざんかとツバキの違いはよくわかりませんが、さざんかは既に終わりかけです。
その中でも、奥の方に行くと、赤いのと、白いのが咲いている木が所々にあります。花は傷んでいるものもあり、選択は難しいです。とりあえずマクロでいきます。日差しは朝なの斜光が綺麗なのですが、花に強く当たりすぎのところ、蔭で暗すぎところがあり、きれいな花びらと光を同時に選ぶのが難しいです。
空が青いので、バックが良い位置になる花を探します。中々、全部の条件がそろう良いものは見つかりません。更に花びらの取り合わせ、蕾とのバランス、前ボケなど、条件の良いものを探し回ります。望遠も取り出し、構図の良い切り取りも合わせて覗き回ります。しかしながら、時間が過ぎるばかりです。
「雪中花」と札があった白い花びらのところで長い間粘りましたが、余り満足な絵柄は撮れませんでした。「雪中花」の花びらは真っ白ではなく、淡くピンクがかっています。枝葉に積もる雪の中で咲いているとさぞかしきれいなのでしょう。
★冬咲きのサクラにぽかぽか日向ぼっこ
適当にツバキ園をあきらめて、ぶらぶらと半木神社の池の周りを歩き回ります。小さな花を見つけては、腰をかがめて撮ったり、ネコヤナギの光り輝く姿を狙ったりです。
冬に咲く、小さな小さな桜がありました。3つ4つ固まって咲く花びらが、所々にあります。全体を撮っても目立ちませんし、マクロで花びらの塊を撮っても迫力にかけます。誠に可哀想なぐらい地味なさくらです。
池の周りで、残りさざんかなどを狙っていましたが、気が付くともうお昼前です。待ち合わせの「森のカフェ」に急ぎます。
のんびりしたお昼ごはんです。ぽかぽかと暖かいです。芝生には二組の親子連れが楽しくお弁当を食べています。今日はお父さんもお休みなのでしょう。
眠くなってきます。ぽかぽかと日向ぼっこです。
★スノードロップ(待雪草)
さて、もう一撮りすることになりました。森のカフェの近くのさざんかを撮ってると、メジロがやってきています。狙いを定めます。素早いです。すぐにあっちこっち飛び回ります。しだれ柿もありますが、残念ながらもう色がくすんでいます。
ぶらぶらしながら、最後に北山門出口に近いところのスノードロップを狙いに行きます。咲いていました。まだ多くはないですが、可憐に頭を下げながらも自己主張をしています。
スノードロップの花言葉は、「希望」「慰め」らしいです。インターネットのある記事では、「禁断の実を食べてしまったアダムとイブは、降りしきる雪の中、エデンの園を追い出されました。そこへ天使が現れて「もうすぐ春がくるから絶望してはいけませんよ」と慰め、雪をスノードロップに変えたという言い伝え」があるとのことです。「
この清潔な白さは神にふさわしい花ととされ、今では2/2カトリック教会のキャンドル祭に捧げられます」というミニ知識も得ました。
この姿を写真に収めるには大変です。地面に這いつくばって、10センチ足らずの草花を撮るのです。しかも下を向いています。マクロで手取りで撮りました。撮り終わった後は、簡単には起き上がれません。何回か試みます。やっとの思いで撮ったものの、見返すと、手取りでピントが甘いです。妥協します。
★最後に
今年最後の撮影仕舞は、京都植物園の雪中花でした。待雪草といわれるスノードロップも撮りました。残念ながら雪はありませんでした。
来年はネズミ年です。還暦から次の一周も終わります。更にもうひとまわり、元気で生き延びて、来年こそは、自分満足でも良い納得のいく写真を撮ろうと思います。
今日ここまでです。