旅散人のブログ

旅と写真好きのシニアのプログです。お金の話も得意です。

<写真>コロナ開けは、1年ぶりの大阪市立大付属植物園のササユリから

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今日の2枚 谷間にひっそりとコアジサイ


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今日の2枚 樹林の中のヤマアジサイ

 

皆様、こんにちは!

 久しぶりのカメラを持った外出です。年間パスを持っている大阪市立大付属植物園が、6月よりやっと解放されましたので、夫婦で訪れました。昨年、ササユリを見に行ったときと同じ時期です。

<写真>大阪市立大付属植物園の下見に行きました。ササユリが見頃で、珍しいヒスイランが咲いていました。 - 旅散人のブログ

 ★ササユリ

 まず受付で、3カ月間の休園のため、年間パスを延長してもらいます。入場者はちらほらです。年配者に、子供連れ、幼稚園の遠足スタイルもいます。

 まずは、竹林から花木園を通り、池を目指します。花は少ないです。ブラシの木などはもう盛りを過ぎています。今年は桜も早かったけれど、年々花の季節がずれていく気がします。

 池から谷筋を巡っていき、ササユリを目指します。昨年は、花を見つけるのが難しいほど本数がなかったのですが、今年は少しは本数も増えたと感じました。また、少し繁殖域が増えたのか、ぐるっと回っているうちに3-4か所ほどで見つかりました。谷底にも咲いているのを見つけました。何枚かをカメラにおさめます。やはりその清楚な花は気品があります。

 暑いので途中でマスクを外しています。周りには人はいません。まあ大丈夫でしょう。水分補給にも気を使います。

 ヤマアジサイ

 さらに谷に沿って山の上に進んでいくと、鬱蒼とした樹林に入ります。空気もややひんやりとしてきます。谷間に沿ってもうヤマアジサイが咲いています。林を入れて広角気味で撮ります。マクロも入れアップも撮ります。

 谷の崖途中には、珍しい「コアジサイ」が、少しばかりですが咲いているのを見つけました。谷から滑るといけないので近くには寄れません。望遠に変えて何枚か撮ります。どうしても後ろの木が邪魔になります。

アジサイの種類を調べると

 アジサイは品種改良もされ種類がとても豊富ですが、大きく、西洋アジサイガクアジサイヤマアジサイに分けられると思います。

 西洋アジサイは、一般的にみられる、花のほとんどがてまり状の装飾花になるアジサイです。梅雨には、町中や、どこの庭でもよく見られ、大きくて色鮮やかで、目を引きます。アジサイは、もともとが日本が原産地らしく「紫陽花」と書きますね。調べてみると、これらのてまり状のアジサイは、ガクアジサイ(原種)をヨーロッパで品種改良したものと言われています。

 一方、ガクアジサイは、日本古来の昔からあるアジサイです。小さな粒粒のまわりを、3~4枚の花弁をつけた小さな花が取り囲んでいる様子が額の様に見えるので「ガクアジサイ」と言うそうです。てまり状のアジサイと同様に、町中やどこの庭でも見られます。

 どちらを好むかは、人により、天気により、またその日の気分により、異なります。

ヤマアジサイコアジサイ

 ガクアジサイに対して、ヤマアジサイは山や沢の周辺に自生する野生種です。サワアジサイとも言います。ガクアジサイよりも、小型の品種で、枝も細めで、葉や花も小さめです。葉に光沢もなく、葉の厚さも薄いです。よく見ると葉っぱも尖っています。

 コアジサイは、ガクアジサイの一種ですが、装飾花を持たないのが最大の特徴です。また「香り」を持つのが特徴となっています。装飾花を持たないコアジサイは、繁殖のため、甘い香りを放って昆虫たちを呼び寄せるらしいです。残念ながら、我々が発見したのは、谷の崖淵にあり、匂いを嗅ぐことはできませんでした。残念です。

 花言葉は、「忍耐強い愛」だそうです。誰かを待つように、ひっそりと林の中の谷間に咲く姿はピッタリです。また花期も長いそうです。梅雨の時期に草庵から眺めるコアジサイ、「和」の風情そのものですね。

★ヒスイラン

 昨年咲いていたヒスイランは今年は咲いていませんでした。次はいつ咲くのでしょうか?ふと、めったに咲かない花として、リュウゼツランを思い出しました。3年前に、近くの病院の敷地で、60年ぶりの開花と騒がれたのですが、残念ながら見に行けませんでした。竹の花などは120年に一回と言いますが、花が咲くと不吉だそうです。

スイレン

 山の上から芝生広場当たりまで降りてくると、スイレンの水槽池があります。少し早いですが、幾つもの種類があります。水面から離れているので、望遠で何枚か撮ります。

★終わりに

 大阪市立大付属植物園を、3時間足らず探索しました。久しぶりにカメラを持参しての散策です。 6月から、写真クラブも再開です。暑い中、コロナと熱中症に注意しての撮影会になりますが、ようやく楽しみが始まります。

 今日はここまでです。